アビシニアンとは?特徴や毛色の種類を徹底解説

記事をシェア

まとめ
  • アビシニアンは、活発でフレンドリーな性格
  • 室温管理はしっかりと。運動能力の高さに応じた環境づくりも大切
  • 猫とのスキンシップを楽しみたい人におすすめ!

「フレンドリーで甘えん坊な猫と暮らしたい!」「猫と一緒に遊んでスキンシップを取りたい!」。そんな願望を持つ人におすすめの描種の一つが、アビシニアンです。

今回は、エチオピアを原産国に持つアビシニアンの特徴・魅力を紹介します。アビシニアンを飼育するのにピッタリな人も解説していきますので、新しい家族のお迎えを考えている人はぜひ参考にしてくださいね。

目次

アビシニアンの特徴は?

ここでは、アビシニアンの特徴を紹介します。

  • 『ティックドタビー』によって複数の色が混ざった被毛を持つ
  • 活動的で甘えん坊、人懐っこい性格
  • 猫としては標準的な体高・体重

アビシニアンは温厚でフレンドリーな性格をしており、家庭猫として人気の描種の一つです。アビシニアンの特徴や魅力を知り、お迎えを検討していきましょう。

アビシニアンは体高24~27cm程度の短毛猫

アビシニアンの体高は、成猫で24~27cm程度です。平均体重は3~5kg程度で、猫のなかでも標準的なサイズ感といえます。ダブルコートの被毛を持つ短毛猫で、春や秋頃の換毛期には抜け毛が多くなります。

アビシニアンの価格は15~20万円程度

子猫のアビシニアンを購入する場合、平均価格は15~20万円程度です。ただし月齢や血統、被毛のカラーなどによって相場は異なります。またブリーダーから直接購入する場合は、10万円を超えないことがほとんどとなっています。

『ティッキング』が特徴的な独特の被毛

スベスベの手触りが魅力のアビシニアンの被毛は『ティッキング』が特徴的です。ティッキングとは、1本の毛に濃い色・薄い色が交互に入っている被毛のタイプです。ティッキングは、根元であるほど色が薄く、先端になるほど色が濃くなっていきます。

ティッキングにおいて、複数の濃淡色が入る縦模様を『ティックドタビー』といいます。アビシニアンは一見すると単色に見える部分もありますが、実はティックドタビーによってさまざまな色が混ざり合った被毛を持つのです。

好奇心旺盛で甘えん坊な性格

アビシニアンは、好奇心旺盛で甘えん坊な性格をしています。家族やほかの動物にもフレンドリーに接し、自分から人間にすり寄っていく子も多い傾向にあります。基本的には飼主によく懐いてくれるため、コミュニケーションやスキンシップも楽しめる描種です。

冒険心も強いため、持ち前の運動能力によって思わぬイタズラをすることも。まるで元気な子どもと一緒に住んでいるかのうような、楽しく穏やかな毎日を過ごせます。またアビシニアンは比較的賢い猫としても知られており、しつけが入りやすいことも特徴です。

平均寿命は14.1歳程度

アビシニアンの平均寿命は、14.1歳程度となっています。猫の寿命は生活環境や疾患などによって大きく異なりますが、平均12~18歳程度とされています。アビシニアンは、猫のなかでも平均的もしくはやや短めの寿命といえるでしょう。

アビシニアンはかかりやすい病気としては『ピルビン酸キナーゼ欠損症』や『尿結石』などが代表的です。またアビシニアンが突然死しやすい疾患としては、『心筋症(とくに拘束型心筋症)』があげられます。

日々の様子をしっかりと観察し、定期検診を受けることによって、病気を早期に発見してあげましょう。

アビシニアンの毛色の種類は?

ここでは、アビシニアンの毛色の種類を紹介します。アビシニアンの毛色として正式に認められているのは、ルディ・レッド・ブルー・フォーンの4種類それぞれの毛色に異なる発色や魅力があり、アビシニアンの筋肉質な体を美しく輝かせます。

アビシニアンを代表する色【ルディ】

アビシニアンの被毛のなかで、もっとも多い毛色である『ルディ』。淡いオレンジ色がベースとなっており、ブラックのティッキングが入っていることが特徴です。

目の下には黒いアイラインのように見えるカラーが入っており、目元がよりパッチリして見えます。

茶色のグラデーションが美しい【レッド】

『レッド』は、ティッキング特有の美しいグラデーションが楽しめるカラーです。栗色とレッドのベースに、シナモンカラーのティッキングが入ります。

ルディとは異なり、ブラックは入りません。全体的に気品を感じさせるカラーで、光沢のある毛並みが楽しめます。

温かみのある灰色が印象的【ブルー】

『ブルー』は、グレー・ブラック・イエローのグラデーションが美しいカラーです。全体は温かみのあるブルーグレーで、鋼色のティッキングが入ります。

お腹や脚の内側には淡いイエローが広がっており、アビシニアンのなかでもコントラストがハッキリしたカラーといえます。

ミルクティーのような色の【フォーン】

ブルーよりも、さらに淡く透明感のあるカラーが『フォーン』です。ピンクがかったベージュに、濃いベージュのティッキングが入ります。

ミルクティーのような優しい印象を受けるカラーで、繊細なグラデーションが楽しめます。

その他の非公式な色(シルバー・ライラック・チョコレート)

シルバー・ライラック・チョコレートなどもアビシニアンの人気カラーです。

ただし上記で紹介した4種以外のカラーは、限られた団体のみ認可されているカラーであるため、購入時は登録団体を確認するとさらに安心です。

アビシニアンを飼育するのにおすすめな人

ここでは、アビシニアンを飼育するのにおすすめな人を紹介します。アビシニアンは活発な性格だからこそ、飼主も猫もストレスが溜まりにくい環境づくりが大切です。

アビシニアンの特徴を加味しつつ、ライフスタイルと照らし合わせながら検討していきましょう。

猫とのスキンシップやコミュニケーションを楽しみたい人

アビシニアンの飼育に向いている人として、猫とのスキンシップやコミュニケーションを楽しみたい人があげられます。アビシニアンは、甘えん坊で遊び好き。ペットの要求に応えることを楽しめる人であれば、お互いに充実した生活がかなえられるでしょう。

人懐っこいアビシニアンは、家の中でも飼主の後ろをトコトコ歩いて付いてくることも。健気で忠実な性質を持つからこそ「自分の時間も大切にしたい」と思っている人には、アビシニアンはやや不向きかもしれません。

日当たりの良い場所や、高低差のある空間を用意できる人

日当たりの良い場所や、高低差のある空間を用意できる人も、アビシニアンの飼育に向いています。短毛のアビシニアンは寒さに弱く、気温が下がる時期は空調管理が必要です。冬に限らず、日向ぼっこができる温かい場所を用意しましょう。

またアビシニアンは運動能力が高い描種であるため、思いっきり体を動かせる環境が大切です。キャットタワーや壁に取り付けられるステップなど、横だけではなく縦にも移動しやすい工夫を取り入れましょう。

毎日のお手入れが比較的簡単な猫を飼いたい人

アビシニアンの被毛は、長毛種と比べてお手入れが簡単です。「毎日のケアが比較的簡単な猫を飼いたい」と思っている人にもおすすめの描種といえるでしょう。1~2日に1回、ラバーブラシを中心にブラッシングをしてあげるだけで十分です。

ただし換毛期では抜け毛が増えるため、シャンプーや毎日のブラッシングを通してケアをしてあげてください。アビシニアンはスキンシップが好きな子が多いため、お互いに楽しみながらお手入れをしやすいのも魅力です。

キリッとした顔なのに甘えん坊でかわいい!アビシニアンの魅力にメロメロ

今回は、アビシニアンの特徴や魅力を紹介しました。

アビシニアンは被毛の複雑なグラデーション、ガッシリしつつも滑らかなボディライン、そして懐っこくフレンドリーな性格と、多くの魅力を持つ猫です。

とくに飼主にすり寄る甘えん坊な性質は、一度飼育すると「もうアビシニアン以外は飼えない!」と思わせるほど!ぜひこの機会にアビシニアンの魅力をもっと知り、お迎えのイメージを広げてみてください。

METLOZAPPのアバター

METLOZAPP

METLOZAPP

あらゆるジャンルを縦横無尽に駆け巡る雑食系ライター。元ペットショップ販売員として表彰経験あり。SEOを中心に、執筆記事は2,000本以上。アニマル・メンタルヘルス・ウェルビーイングなどを中心に、毎日の充実度がちょっぴり高まる記事を発信中。

関連記事

Tier

動物ファンが集う動画
SNSアプリ Tier (ティア)

目次