マンチカンの飼い方は?性格や身体的特徴、かかりやすい病気なども解説

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まとめ
  • 甘えん坊な性格なので、スキンシップを大切にしよう
  • 肥満が大敵。無理なく運動できる環境をつくろう
  • 誤飲や事故を防止するために、清潔で安全な空間を維持しよう

マンチカンは、明るく穏やかな性格と人懐っこさで人気の描種です。子猫を購入する際は10~25万円程度が相場となっており、足の短さや血統などによって値段が上下する傾向にあります。

今回は、そんなマンチカンの性質や特徴、飼い方のポイントなどを紹介します。甘えん坊でスキンシップが大好きなマンチカンは、初めて猫を飼う人にもおすすめです。マンチカンの飼い方を学び、適切な飼育環境をつくっていきましょう。

目次

マンチカンとはどんな性格?飼いやすさは?

ここでは、マンチカンの基本的な性格を紹介します。『足の短い猫』として有名なマンチカンですが、マンチカンの魅力は見た目だけではありません。家庭猫として理想的ともいえる性格・性質も、多くのファンの心を魅了しています。

人懐っこく甘えん坊!家庭猫として飼いやすい性格が魅力

マンチカンは、人懐っこく甘えん坊な性格をしています。基本的に飼主との時間が大好きで、家族とのコミュニケーションやスキンシップに大きな喜びを感じる描種です。

自分からおもちゃを持ってきておねだりすることもあり、まるで犬のような甘えっぷりにメロメロになってしまう人も少なくありません。

穏やかで社交的なので、多頭飼育にも向いている

穏やかで社交的であることも、マンチカンの性格の特徴です。情緒が安定している個体が多く、飼主に攻撃的になることはほぼありません。

またフレンドリーさも持ち合わせているため、多頭飼育の1匹目としてもピッタリです。猫だけではなく、犬や小さなお子さんにも上手に接してくれます。ある程度慣れれば、ペットだけでの短時間のお留守番も安心して任せられるでしょう。

マンチカンの基本的な飼い方を解説!

ここでは、マンチカンの基本的な飼育方法を紹介します。マンチカンが心身ともに健康的に育つためには、運動好き・甘えん坊・好奇心旺盛という性質を理解することが大切です。マンチカンの特徴を加味したうえで、理想的な環境づくりにつなげていきましょう。

上下運動が十分にできる環境を用意する

マンチカンの飼育では、上下運動が十分にできる環境を用意してください。マンチカンは運動が好きな描種であると同時に、太りやすい体質を持っています。運動できる場の提供は、精神的なリフレッシュだけではなく肥満防止にもつながります。

ただし甘えん坊なマンチカンは、1匹で遊ぶよりも飼主とのおもちゃ遊びを好む傾向に。人間といるときはおもちゃで誘って運動をさせつつ、お留守番のときに上下運動ができる場所があると理想的です。

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ブラッシングを通じたコミュニケーションを大切にする

マンチカンは短毛・長毛どちらのタイプも人気です。被毛の長さにかかわらず、ブラッシングを通じたコミュニケーションを大切にしましょう。飼主とのスキンシップを好みやすい描種であるため、日常的なブラッシングはペットの心のケアにもなります。

ブラッシングは毛玉防止にはもちろん、マンチカンが患いやすい関節の疾患の早期発見にもつながります。マンチカンの被毛はスベスベで光沢があるため、短毛・長毛ともに最後にコームブラシでまとめてあげると、美しい仕上がりになりますよ。

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部屋を清潔に保ち、安全な場所を提供する

マンチカンの飼育では、部屋を清潔に保つことが大切です。なぜならマンチカンは好奇心や冒険心が強く、とくに子猫のうちは誤飲や誤食のリスクが大きいからです。お菓子の包み紙やボタンなど、猫が口にしやすいゴミがない状態を維持しましょう。

野菜くずが落ちやすい台所や、大きな事故につながりやすい浴室などは、最初から立ち入り禁止にしておくのも一つの手段です。その際は、パーテーションも安全性の高い商品を選びましょう。

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マンチカンを飼育するときの注意点

ここでは、マンチカンを飼育する際の注意点を紹介します。比較的飼いやすい猫として人気のマンチカンですが、安心できる飼育のためにはいくつかのポイントがあります。愛猫ごとの個性に寄り添いつつ、安心できる飼育環境を考えていきましょう。

肥満防止が大切。フードと運動量を管理しよう

マンチカンの飼育では、肥満を防止できる環境が大切です。マンチカンは運動好きではありますが、足の短さから運動能力自体は高くない傾向にあります。

そのため動いているつもりでも運動量が足りず、いつの間にか体重が増えてしまうことも。肥満は内臓疾患の原因になるだけではなく、関節にも大きな負担をかけてしまいます。獣医師とも相談しながら、適切なフードを選んでいきましょう。

ジャンプ力の低さに応じた環境を用意しよう

マンチカンを飼う際は、関節への負担を最小限にするために、ジャンプ力の低さに応じた環境を用意してください。たとえばソファーやベッドなどの段差には、ペット用のスロープの設置をおすすめします。

キャットタワーも高低差が大きすぎるものは避け、スロープやステップが多くデザインされた商品を選ぶとよいでしょう。

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マンチカンの基本情報|特徴・寿命・大きさ

ここでは、マンチカンの身体的な基本情報を紹介します。小柄なイメージを持っている人も多いかもしれませんが、マンチカンは実は立派な中型猫です。サイズ感や体の特徴を把握できると、一緒に暮らすイメージがさらに広がりますよ。

マンチカンの身体的な特徴・サイズは?

マンチカンの平均体高は16~20cm程度、平均体重は3~5kgとなっています。体高はやや低めですが、体重は猫全体の平均とほぼ同じです。体格はセミ・フォーリンタイプに分類され、やや細身のスタイルと丸みのある輪郭が特徴的です。

平均寿命は約11~13歳

マンチカンの平均寿命は、約11~13歳となっています。猫全体の平均寿命である13~20歳と比べると、やや短命といえるでしょう。ただし寿命は先天性疾患や飼育環境によって大幅に異なるため、日常的な健康ケアが重要です。

かかりやすい病気は?マンチカンの健康を維持するには

ここでは、マンチカンが患いやすい病気・疾患を紹介します。猫にはそれぞれ身近な病気が存在しており、マンチカンも例外ではありません。とくに足の短さが特徴的なマンチカンは、関節に関連する疾患に注意する必要があります。

椎間板ヘルニア|胴長の猫が患いやすい

椎間板ヘルニアは、背骨の椎骨を支える椎間板が変形し、正常な位置から飛び出してしまう疾患です。マンチカンを含む胴長な猫や、肥満傾向のある猫が患いやすいとされています。予防策としては肥満防止が筆頭にあがり、腰に負担をかけない環境の構築が求められます。

参考:PS保険「猫の椎間板ヘルニアの症状と原因、治療法について」

関節炎|マンチカンの発症リスクが高い

猫は関節炎になりやすい動物ですが、マンチカンはとくに発症リスクが高い描種です。胴長であるため関節への負担がかかりやすく、発症時には痛みによって生活に支障が生じます。椎間板ヘルニアと同様に、体重管理や安全な運動などが予防策となります。

参考:VetzPetz「【24年最新】獣医師が解説!猫の関節炎(変形性関節症)とは? 症状、原因、治し方、予防法など」

マンチカンに長生きしてもらうためには?

マンチカンに長生きしてもらうためには、食事と運動環境の整備が重要です。また関節に関する疾患は見た目からわかりにくいため、定期的な健康診断が必要になります。元気に見える時期でも楽観視せず、疾患の早期発見につなげていきましょう。

マンチカンの特徴に合わせ、適切に飼育しよう!

今回は、マンチカンの飼い方のポイントや注意点、患いやすい病気などを紹介しました。

マンチカンは好奇心旺盛な猫であるため、誤飲や誤食を防止するための工夫が求められます。また関節周りをケアするために、無理なく運動できる環境も必要です。マンチカンの性格や体の特徴を理解したうえで、ペットに寄り添った飼育環境をつくりましょう。

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あらゆるジャンルを縦横無尽に駆け巡る雑食系ライター。元ペットショップ販売員として表彰経験あり。SEOを中心に、執筆記事は2,000本以上。アニマル・メンタルヘルス・ウェルビーイングなどを中心に、毎日の充実度がちょっぴり高まる記事を発信中。

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