猫の夏バテに効果的な食事は?与えていい食べ物・飲み物を紹介!

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まとめ
  • ウェットフード・猫用ミルク・経口補水液など、水以外の水分補給方法を取り入れよう!
  • 冷やしすぎはNG。猫の体調や性質に合った方法で夏バテを防止しよう
  • 猫は体調不良を隠す生き物。違和感を抱いたら動物病院に相談しよう

例年続く猛暑の夏。愛猫の夏バテ対策は、すべての飼主の課題ですよね。真夏のシーズンはもちろん『水分不足』は1年を通して体調不良の原因に。普段の飲み水以外からも楽しく水分を摂取させ、愛猫の健康を守りましょう。

今回は、愛猫の夏バテ対策を紹介します。水分摂取におすすめの食べ物・飲み物だけではなく、愛猫に水分を与える際の注意点も解説していきます。適切な量の水分を摂り、厳しい暑さを元気に乗り越えていきましょう!

目次

猫の夏バテ対策におすすめの食べ物

ここでは、猫の夏バテ対策におすすめの食べ物を紹介します。

普段の食事からも水分を摂取できるのは、人も猫も同じです。日頃の食生活に少しの工夫を取り入れて、愛猫の健康を内側からケアしてあげてください。

ウェットフードに切り替えるだけでも水分補給に

普段のドライフードをウェットフードに切り替えるだけでも、水分補給のサポートになります。総合栄養食のウェットフードであれば栄養も足りており、ドライフードの置き換え食として安心して与えられます。

副食(栄養補完食)の場合は、総合栄養食と合わせて与えてください。

とくにペーストタイプのフードは水分含有量が多く、子猫や老猫にも与えやすいのが魅力。ウェットフードはドライフードよりも香りが強いため、猫が興味を持ちやすいのもうれしいポイントです。

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スイカ・ナシなどの一部フルーツ

猫の飼育では、基本的に人間の食べ物を与えてはいけません。しかし一部のフルーツであれば、適量を守れば猫に食べさせてもいいとされています(基本的に実の部分のみ)。

代表的なフルーツは、スイカやナシなどです。ただしカリウムが多く含まれているフルーツは、腎臓や心臓への影響が懸念されます。持病との兼ね合いもあるため、種類・量を含め、与える際は一度獣医師に相談すると安心です。

参考:ねこのきもち「獣医師監修|猫に与えてはダメな果物・与えてよい果物とは? 与える際の注意点も解説」

猫の夏バテ対策におすすめの飲み物

ここでは、猫の夏バテ対策におすすめの飲み物を紹介します。

前提として、1番スタンダードな水分補給方法はただの水!給水器の数を増やすだけでも、猫の水分摂取量は増える傾向にあります。

そのうえで、より水分補給を安定させるためのアイデアを紹介していきます。水を与える習慣を中心に、愛猫の性格や嗜好に寄り添った商品を取り入れていきましょう。

猫用のスープ・ミルク

猫の夏バテ対策では、猫用のスープやミルクがおすすめです。とくにスープは嗜好性が強い商品が多く、グルメな愛猫でも興味を持ってくれる傾向に。ただし基本的に副食として販売されているため、総合栄養食もしっかり与えてあげましょう。

猫にミルクを与える際は、必ず猫用の商品を選んでください。人間用の牛乳には、猫にとって消化吸収しにくい『乳糖』が含まれており、下痢の原因になってしまうのです。猫用のミルクであれば、水分補給だけではなく適切な栄養補給も可能になります。

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猫用の経口補水液

脱水症状や熱中症防止に活躍する経口補水液。実は、猫用の経口補水液も多く販売されているんです。経口補水液は失われた水分を素早く補えるため、夏バテ予防だけではなく、下痢・嘔吐時の応急処置などにも活躍してくれます。

猫用の経口補水液は適切な電解質バランスを考えて作られているため、ぜひ専用の商品を購入しましょう。動物病院によっては受付で購入できる場合もあるので、健康診断を兼ねて購入の相談をしてみるのもおすすめです。

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凍らせたペットボトルの結露

猫の水分補給におすすめの方法が、凍らせたペットボトルの設置です。凍らせたペットボトルを室内に設置すると、表面に少しずつ結露が生じます。

猫は本来『静止した水』よりも『動きのある水』に興味を持つ生き物です。水分がタラリとこぼれ落ちる様子は、猫にとって興味の対象になります。ペロペロと表面を舐めてくれるため、積極的な水分補給につながるでしょう。

猫に夏バテ対策の食べ物を与える際のポイント・注意点

ここでは、猫に夏バテ対策の食べ物を与える際のポイントを紹介します。

水分補給は、日々の生活で欠かせない習慣の一つ。習慣が大きく変化すると、愛猫が心身のバランスを崩してしまう場合があります。愛猫の目線に立ち、負担を感じにくい範囲での導入を進めていきましょう。

冷やしすぎない温度で与える

愛猫に食べ物・飲み物を与える際は、冷やしすぎない温度で与えてください。基本的には10~30℃に調整し、10℃以下には冷やさないように心がけましょう。

猫はもともと生きた獲物を中心に食べてきたルーツを持ちます。そのため本来は30~40℃の食べ物や飲み物を摂取するのが自然です。

とはいえ夏バテ防止のためには体内温度を下げる必要があるため、多少は冷やしていても問題ありません。冷たすぎると胃腸が弱り下痢の原因になるだけではなく、栄養の吸収も悪くなってしまう点に注意してください。

意外に盲点なのが水の置き場です。エアコンの吹き出し口や、冷たい風の当たる場所に置いてあると、エアコンの冷気によって予想外に冷やされてしまうことがあります。特に金属製の器を使っていると、冷蔵庫の中にある水のような温度になることも。

同じように陽の当たる場所も、水の温度が上がる可能性があるため、よくありません。猫があまり水を飲みたがらないというような場合や、お腹を壊すというような場合、水の置き場にも注意してみてください。

フードを変更するときは少しずつ変える

夏バテ対策用フードに変更する際は、一度にすべての量を変えないようにしましょう。猫にとって、フードは環境そのもの。今食べているフードが急に変わると、ストレスによって食欲不振になってしまうこともあるでしょう。

現在のフードと少しずつ合わせながら、最低でも1週間以上かけてゆっくりと変更することが大切です。

早食いを防止するフードボウルもおすすめ

夏バテ対策に良いフードを与えても、早食いをしてしまうと消化吸収されにくくなります。フードに含有された水分をしっかり摂取してもらうためにも、早食い防止のフードボウルが推奨されます。

ゆっくり食べると、吐き戻しや下痢の防止になることも。とくに『がっつき癖』のある愛猫は、ぜひこの機会にグッズを導入し、食習慣の改善を検討してみましょう。

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残したフードは放置しない!

高温多湿の日本では、フードの劣化や腐敗を気にかける必要があります。とくに夏は劣化が進みやすいため、ウェットタイプのフードは開封後30分を目安に食べきれる量を与えましょう。

もし愛猫が食べている途中であっても、ときには心を鬼にして回収する姿勢が求められます。またドライタイプであっても、開封後1週間以内に食べきれる量を購入することが推奨されます。

夏バテを甘く見ないで!食欲不振が続いたら病院へ

今回は、猫の夏バテ対策として与えたい食べ物・飲み物を紹介しました。

猫は犬と比べて、体調不良を隠したがる性質を持ちます。「少し元気がなさそうかな?」と思う程度でも、実際には苦しさや痛みを抱えていることも少なくありません。

夏バテに関する症状も同様です。愛猫の食欲不振や元気の無さが続いたら、自己判断せずに動物病院を受診しましょう『たかが夏バテ』と甘く見ず、適切な判断と行動を心がけてください。

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あらゆるジャンルを縦横無尽に駆け巡る雑食系ライター。元ペットショップ販売員として表彰経験あり。SEOを中心に、執筆記事は2,000本以上。アニマル・メンタルヘルス・ウェルビーイングなどを中心に、毎日の充実度がちょっぴり高まる記事を発信中。

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