
私たちの日常に溶け込んでいるスズメ。街中で餌をついばむ姿や、チュンチュンと鳴く声は、日本の風景には欠かせない存在です。
そんなスズメですが実は、3月20日は『世界スズメの日』として制定されていることを知っていますか?この機会に、身近なスズメの魅力を再発見してみましょう。
世界スズメの日とは?
2010年にインドのNPO法人である Nature Forever Society が『世界すずめの日プログラム』を立ち上げたことをきっかけにした記念日と言われています。
都市化や環境変化により、世界中でスズメの数が減少していることへの警鐘を鳴らすために設けられました。
また、日本では3月20日は春分の日でもあり、この時期はスズメたちが本格的な繁殖期を迎える時期です。この日を通じて、身近な野鳥であるスズメの保護と共生について考えるきっかけにしてください。

スズメってどんな鳥?
スズメは、世界中に生息する小型の鳥類で、学名は『パッサー・モンタヌス(Passer montanus)』と言います。
体長わずか14センチほどの小さな体に、茶色とグレーの地味な羽色が特徴です。雑食性で、穀物や小さな虫を主食としており、人間の居住地の近くで生活することを好みます。
日本では古くから人々の生活と密接に関わってきた身近な野鳥であり、古くは平安時代や室町時代の書物にも登場します。
また驚くべきことに、スズメは人の顔を記憶する能力を持っており、餌をくれる人と危険な人を見分けることができる、頭の良い鳥なんです!
知ってビックリ!スズメの豆知識
普段何気なく見ているスズメですが、実は驚くような特徴がたくさんあります。
ここでは特に興味深いスズメの豆知識を紹介します。意外な一面を知れば、もっとスズメが好きになるはず!
時速50km以上!意外と速い飛行速度
小さな体からは想像できませんが、スズメの飛行速度は驚くほど速いのです。通常時でも時速30〜40km、追われるなどの緊急時には時速50kmを超えることもあります。
この高速飛行は、捕食者から身を守るための重要な能力です。また、素早い方向転換も得意で、複雑な飛行パターンも可能。敵から逃れるときに役立つ能力といえそうです。

群れで生活する理由は安全確保のため
スズメが群れで行動する姿をよく目にしますが、これには重要な理由があります。
群れで生活することで、エサの早期発見や冬には互いに体を温め合うことが可能になるのです。また、群れの中心にいる個体は外側にいる個体よりも安全であり、交代で見張り役を務めることで、効率的に餌を探すことができます。
近年、スズメは減少傾向!?

昔は街中でよく目にしたスズメも、「最近はあまり見ないな」と思いませんか?
実は、スズメの個体数が20年で半数以下に減ってきているという調査結果もあるのです。
減少の理由は、スズメが好んで食べるイネ系の雑草などのエサや緑地の減少が考えられています。エサの量の低下とともに、ゴミを飲み込んで窒息死したり餓死する雛鳥もいるそうです。
冬はふっくらモフモフ♡かわいいスズメに再注目

寒い季節になると、スズメたちの姿は一層愛らしくなります。寒さをしのぐため、羽毛をふんわりと膨らませた姿は、まるでモフモフの毛玉のよう。実は、この時期のスズメは体温を保つために、通常の1.5倍ほど羽毛を膨らませているのです。
日常の中で見かける彼らの姿に、ぜひ注目してみてください。スズメたちの知られざる魅力が、きっと新たな発見となるはずです。