初心者注意?!飼いにくい猫の種類9選|性格の特徴&上手な接し方も解説

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まとめ
  • 毛量が多い描種や、気が強い描種は中級者以上向き
  • 環境の変化によって性格が変わることも加味しよう
  • 描種だけではなく、個体ごとの性格を尊重することが大切!

犬と同じように、猫にも種類ごとにさまざまな性格・性質が存在しています。たとえばフレンドリーな性格の描種もいれば、気難しく頑固な描種もいるものです。

今回は、初心者が注意したい『飼いにくい猫』の種類を紹介します。「すべての描種は魅力的!」という大前提のうえで、飼育にコツが必要な描種を学んでいきましょう!

目次

飼いにくい猫の種類9選|飼育する際のポイントは?

『飼いにくい』といわれる描種の理由はさまざま。たとえば気が強かったり、お世話が大変だったり、繊細な性格だったり……。描種ごとの性質を知ることで、人間もペットも幸せな生活につながります。

描種によって異なる特徴をしっかり学んで、ペットが過ごしやすい環境や安心できるコミュニケーションを目指していきましょう。

ベンガル|あふれるパワーでいたずらも派手!

ベンガルは、ヤマネコの血を引く野性的な描種です。活発で運動能力が高く、高い場所にも簡単に登れてしまいます。運動するために十分な空間を確保できない場合はストレスが溜まりやすく、気性も荒れやすくなってしまいます。

ベンガルとの上手な接し方

ベンガルと上手に接するためには、あふれるパワーを発散できる空間設計が大切。高さのあるキャットタワーやキャットウォークを用意するだけではなく、おもちゃを使った遊びの時間を確保しましょう。

また、縄張り意識が強い傾向にあるため、多頭飼育には不向きであることも忘れずに。

スフィンクス|独特な『無毛』がトラブルの原因に

スフィンクスの最大の特徴といえば、独特な『無毛』です。ヘアレスキャットであるスフィンクスは、ほかの描種よりもケガや皮膚炎のリスクが高くなっています。

見た目の通り、寒さや紫外線に非常に弱いため、室温調整を含む環境の整備が求められます。

スフィンクスとの上手な接し方

スフィンクスは皮膚が汚れやすいため、毎日蒸しタオルで全身を拭いてあげる習慣を取り入れましょう。

気温が下がる時期には室温調整だけではなく、猫用の服を着させるのもポイントです。夏場は紫外線防止のために、UVカットカーテンを導入するのもよいでしょう。

アビシニアン|繊細で環境変化に敏感

すべての描種のなかでも、とくに「頭がいい!」といわれやすいアビシニアン。その反面、繊細で環境変化に敏感な傾向にあります。

季節の変化や模様替えなど、小さな環境変化によっても心身を崩してしまいがちです。

アビシニアンとの上手な接し方

ストレスを感じやすい描種であるため、大きな音がする環境は避け、静かな空間で飼育するように努めましょう。

また、アビシニアンは飼主とのスキンシップを愛する描種です。心のケアのためにも、日々のなかで十分なコミュニケーションを心がけることが大切です。

サイアミーズ(シャム猫)|鳴き声が大きく集合住宅に不向き

サイアミーズ(シャム猫)は、多くの描種のなかでも『お喋り好き』の子が多い傾向にあります。鳴き声自体も大きく、集合住宅には不向きといえるでしょう。

イタズラや運動が好きな性格のため、初めて猫を飼育する人にはハードルが高い描種であると考えられます。

サイアミーズ(シャム猫)|との上手な接し方

前提として、大きな鳴き声を出されても困らない環境で飼育することが大切。「鳴き声自体を小さくはできない」と割り切り、防音アイテムを取り入れるのも一つの手です。

イタズラは寂しさや退屈によっても増えるため、密なコミュニケーションも心がけてください。

ペルシャ|ゴージャスな被毛のケアが大変

ペルシャは、キャットショーの王者ともいわれるほど豊かな被毛が特徴的な猫です。

基本的に1日2回のブラッシングが必須であり、ケアを怠ると毛玉や毛球症のリスクが高まります。暑さに弱いため、猫に合わせた室温管理も求められます。

ペルシャとの上手な接し方

ペルシャを飼育する以上、日々のブラッシングは欠かせません。子猫時代からブラシやコームに慣れさせ「ブラッシングは気持ちいいもの」と覚えてもらうことが大切です。

性格自体は穏やかであるため、ブラッシングの手間さえ楽しめれば、比較的飼いやすい描種といえるでしょう。

ソマリ|気が強く、心を開くまでに時間がかかる

知的で活発な性格が魅力のソマリですが、気が強い個体が多い傾向にあります。警戒心が強く、自分が心を開いた人以外にはツンツンした態度を取りがちです。

長毛種であるためブラッシングも必須なのですが、警戒した状態だとなかなか触らせてもらえずに苦労します。

ソマリとの上手な接し方

気が強いソマリですが、一度心を開けば「飼主さん大好き!」な性格になります。時間をかけても構いませんので、ペットが安心できる関係性を少しずつ築いていきましょう。

距離を縮めようと焦り、無理やりスキンシップを取らないように注意してください。

サイベリアン|毛量が多い&認めない相手には冷たい

すべての描種で唯一の『トリプルコート』を持つサイベリアン。ペルシャと同様に、被毛ケアのためにはブラッシングが必須で手間がかかります。

忠実な性格ではあるものの、自分が認めない相手には素っ気ない態度を取ることが多いとされています。

サイベリアンとの上手な接し方

サイベリアンの飼育では、毎日のブラッシングと、室温管理の徹底が重要です。また我慢強い性格のため、知らず知らずのうちにストレスを溜めてしまっていることも。ペットの目線に立ち、常に飼育環境を改善し続ける意識を持ちましょう。

アメリカンカール|耳垢が溜まりやすく外耳炎のリスクが高い

アメリカンカールは、外向きにカールした耳が特徴的な描種です。耳垢が溜まりやすい形状をしており、汚れ・異臭・外耳炎などのリスクが高いとされています。

短毛・長毛ともに毛量が多いため、毎日のお掃除も大変です。

アメリカンカールとの上手な接し方

アメリカンカールにとって、耳関連の疾患・トラブルは非常に身近な存在です。子猫時代から耳周りのケアに慣れさせ、成猫になっても受け入れてくれる状態にしつけましょう。

性格自体はフレンドリーであるため、耳周りの手間さえ乗り越えられれば飼いやすい描種です。

短足のマンチカン|関節の病気を発症しやすい

穏やかで人懐こいマンチカンですが、関節の病気を発症しやすい描種としても知られています。とくに短足のマンチカンは、椎間板ヘルニアや関節炎などの疾患を患いやすく、飼育環境への配慮が必要です。

短足のマンチカンとの上手な接し方

短足のマンチカンの飼育では、関節に負担がかかりにくい環境が大切です。

高さのある段差にはステップを配置してケアをしつつ、滑りやすい床材は避けましょうとくにフローリングにはカーペットやラグを敷くことをおすすめします。

描種だけで判断せず、個体ごとの性格に寄り添うことが大切!

お迎えする猫を選ぶ際は、描種だけに縛られずに「個体ごとの性格や個性」を尊重することが大切です。猫は環境の変化や避妊・去勢手術、加齢などによって、性格が大きく変化する可能性があります。

たとえば「ショップでは大人しかったのに、家に連れ帰ったら活発になった」「去勢手術をしたら、急に甘えん坊になった」などのエピソードは、決して珍しくありません。

描種の傾向・性別・一見した性格で判断せず、どんな性格になっても最後まで愛するという覚悟を持って、お迎えを検討してください!

すべての描種に魅力がある!特徴を理解したうえでお迎えしよう

今回は、初心者が飼いにくい描種を紹介しました。

性格や性質が変化する可能性は、人間も猫も同じです。たとえば人間でも、家庭環境や経験などによって、もともとの性格が変わっていくことがありますよね。

紹介した性格や性質は、あくまで傾向です。被毛や皮膚など身体的特徴へのケアは心がけつつも、性格の個性については柔軟な姿勢を取ることが大切です。

描種にかかわらず、すべての猫はオンリーワンでナンバーワン!世界に1匹の愛猫をお迎えし、描種に応じたケアを適切に取り入れていきましょう。

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あらゆるジャンルを縦横無尽に駆け巡る雑食系ライター。元ペットショップ販売員として表彰経験あり。SEOを中心に、執筆記事は2,000本以上。アニマル・メンタルヘルス・ウェルビーイングなどを中心に、毎日の充実度がちょっぴり高まる記事を発信中。

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