ラグドール

ラグドールの飼い方は?性格や注意したい病気や怪我などを解説!

記事をシェア

まとめ
  • 成猫は4~7kgとやや大きめの猫種
  • 暑さにやや弱く快適な室温は20~28℃前後
  • 留守番はやや苦手な甘えん坊
ラグドール

ラグドールは、美しいブルーの瞳とふわふわの被毛が魅力の猫種です。おっとりとした性格で人懐っこく、初めて猫を飼育する人にも飼いやすい猫です。

抱っこされるのが好きで「ぬいぐるみのよう」と表現されることもあるほど穏やかで鳴き声も控えめなため、マンションなどでも飼いやすい猫といえるでしょう。一方で、ブラッシングや、暑さへの配慮など、長毛種ならではの日々のお世話にはいくつかのポイントがあります。

本記事では、ラグドールの特徴や性格・飼い方のコツ・注意したい病気まで詳しく解説します。ラグドールに興味のある人や、これからお迎えを考えている人はぜひ最後まで読んでみてください。

目次

ラグドールの特徴

ラグドールは、大きな体とふわふわの長毛、そして澄んだブルーの瞳が特徴で、一度見ると忘れられない美しさを持っています。

ここでは、ラグドールの体の大きさや被毛・瞳の色・毛色の種類・寿命など、基本的な特徴について詳しく紹介していきます。飼育を検討している人は、まずはこの猫種の魅力をしっかり知っておきましょう。

成猫は4~7kgとやや大きめの猫種

ラグドールは中型から大型に分類される猫で、成猫になると体重は4〜7kgほどになります。骨格がしっかりしており、筋肉質な体つきをしているため、見た目以上に抱き心地が『ずっしり』しているのが特徴です。

特にオスは7kgを超えることもあり、大きな体でのんびりと過ごす姿は、まるでぬいぐるみのような愛らしさがあります。ラグドールの魅力は、穏やかな性格でありながら、体格は大柄という特徴にあると言えるでしょう。

美しいブルーの瞳と豊富な毛色

ラグドールといえば、目を引くのが鮮やかなブルーの瞳です。光の加減によって透明感が増し、見る人を惹きつける神秘的な魅力を持っています。

毛色は『シールポイント』『ブルーポイント』『チョコレートポイント』など、さまざまなカラーバリエーションがあり、模様の入り方にもパターンがあります。見た目の美しさとバリエーションの豊かさから「うちの子だけの特別感」を感じられるのも、ラグドールならではの魅力です。

ラグドールの平均寿命は12~15年程度

ラグドールの平均寿命は12〜15年程度です。穏やかな性格でストレスをためにくく、室内飼いに適した性質から、長生きしやすい猫種といえるでしょう。

もちろん、長生きしてもらうためには定期的な健康診断や予防接種・適度な運動・バランスの取れた食事が欠かせません。また、長毛種なので、被毛のケアや毛球症の対策も日頃から意識する必要があります。

ラグドールの値段相場は?

ラグドール

ラグドールの価格は、血統・見た目・ブリーダーの実績などによって大きく変わります。平均的な相場は20万円~40万円ほどで、特にショータイプや正式な血統書付きの子猫は高値になる傾向があります。

また、カラーや模様・目の色などの美しさによっても価格が左右されることがあります。安さだけで選ばず、健康状態や飼育環境をしっかり確認したうえで、信頼できるブリーダーから購入するのが安心です。初期費用のほかに、ワクチン代や備品代もかかるため、予算にはゆとりを持っておきましょう。

ラグドールはどんな性格?飼いやすさは?

ラグドール

ラグドールは、穏やかで落ち着いた性格を持ち、初めて猫を飼う人にも人気のある猫種です。穏やかなので、他の猫や犬とも比較的うまくやっていける協調性も持ち合わせています。ここではラグドールの性格を詳しく解説します。

穏やかでマイペース、初めての猫にも◎

ラグドールは、非常に穏やかでおっとりした性格をしており、猫を初めて飼う人でも安心して迎えられる猫種です。争いごとを好まず、他の動物や子どもとも比較的相性が良いため、多頭飼いにも向いています。

マイペースな一面もあり、自分の好きな場所でくつろぐことを好むため、お気に入りスペースに猫ベッドを置くなど、配慮してあげるとよいでしょう。

留守番はやや苦手な甘えん坊

ラグドールは飼主との絆を大切にする甘えん坊な性格です。そのため、長時間の留守番が苦手で、ひとりで過ごす時間が続くと寂しさからストレスを感じてしまうこともあります。

仕事や外出で家を空けることがある場合は、猫用の遊び道具やテレビ・音楽などを活用して寂しさを和らげる工夫が必要です。帰宅後は、できるだけ一緒に過ごす時間を作って、安心させてあげることも忘れないようにしましょう。

抱っこされるのが好きな猫種

ラグドールの最大の魅力のひとつが『抱っこ好きな猫』としての性質です。抱き上げると体の力をふっと抜いてリラックスする様子は、まるでぬいぐるみのように感じるでしょう。

名前の由来にもなっており『ラグドール=ぬいぐるみ』という愛称で親しまれる理由です。猫で抱っこを好む子は珍しいため、スキンシップを楽しみたい人にはラグドールが向いているといえるでしょう。

静かな性格で無駄に鳴かない

ラグドールは、鳴き声が控えめであまり騒がないのも特徴のひとつです。要求があるときには控えめに鳴きますが、基本的には静かで落ち着いているため、集合住宅などでも飼いやすいといえるでしょう。

ご近所への騒音が気になる人や、静かな環境を好む人にとっても、ラグドールは理想的なパートナーとなります。性格・鳴き声ともに『おだやか』であることが、ラグドールの大きな魅力です。

ラグドールの飼い方を解説!注意したい病気やケガは?

ラグドール

ラグドールは穏やかな性格で飼いやすい猫種ですが、長毛種特有の病気や、健康に関わる注意点もあります。ここでは、ラグドールがかかりやすい病気やケガについて解説し、その予防法や対処方法も紹介します。ラグドールを健康に育てるために、日々のケアや健康チェックを怠らないようにしましょう。

心臓に負担がかかる【肥大型心筋症】

肥大型心筋症は、ラグドールを含む大型猫に見られやすい心臓の病気です。心筋が厚くなることで、心臓のポンプ機能が低下し、全身に血液を送り出す力が弱くなります。

初期症状としては、呼吸が荒くなったり、元気がなくなることがあります。もしこれらの症状が見られたら、すぐに動物病院を受診しましょう。

予防法としては、健康診断を定期的に受けることが重要です。心臓病の早期発見が生死を分けることもありますので、異常が感じられた際には早期対応を心がけましょう。

尿路結石や膀胱炎などの【泌尿器疾患】

ラグドールは、尿路結石や膀胱炎などの泌尿器疾患に注意が必要です。特に水分摂取が少ないと、尿の結晶が形成されやすくなり、尿路に障害を引き起こします。

飲水量を確保するために、自動給水器やウェットフードにするなど、日々の工夫が重要です。また、尿の色や匂いや頻繁なトイレへの出入りなど、排尿の際に異常が見られた場合は、すぐに獣医師に相談することを心がけましょう。

長毛種特有の【毛球症】に注意

ラグドールは長毛種であるため、毛づくろいを頻繁に行い、毛が胃や腸に溜まって毛球を形成しやすいです。その結果、毛球症を引き起こし、食欲不振・嘔吐・便秘などの症状が現れます。

毛球が腸に詰まってしまうと、消化不良を引き起こし、場合によっては手術が必要になることもあります。予防には、定期的なブラッシングが効果的です。毛玉ケアをサポートするおやつや専用のフードを取り入れるなど、毛を飲み込むリスクを減らす工夫をしましょう。

皮膚が敏感で【皮膚炎】を起こすことも

ラグドールは皮膚が敏感で、アレルギーやストレスが原因で皮膚炎を引き起こすことがあります。特に乾燥や過剰なグルーミング・食物アレルギーなどが原因で炎症を起こし、かゆみや赤みが現れることがあります。

初期症状は、皮膚が赤くなったり、かきむしったりする行動が見られる点です。予防としては、食事管理やアレルゲンの除去、定期的なシャンプーが有効です。

ラグドールと楽しく暮らすために特徴や飼い方を把握しよう!

ラグドール

ラグドールは穏やかで愛らしい性格の猫種で、初心者にも飼いやすい猫種です。しっかりとした体型とふわふわの被毛が特徴なので、定期的なブラッシングで毛並みをキレイに保ってあげましょう。

性格は甘えん坊な一面があり、さみしがりやなので長時間の留守番には工夫が必要です。健康面では肥大型心筋症や毛球症などの病気にかかりやすいので、日頃からしっかり観察し、早期発見を心がけましょう。

ラグドールと楽しく過ごすためにも、ケアや環境管理方法をしっかり学んでから、お迎えをするようにしましょう。

かりんこのアバター

かりんこ

かりんこ

猫を愛してやまないフリーランスのWebライターです。猫を中心としたペット関連の記事はもちろん、飼主目線で「共感」と「役立つ情報」をお届けします。

関連記事

Tier

動物ファンが集う動画
SNSアプリ Tier (ティア)

目次