【レオパ飼主が語る】初心者でもできるヒョウモントカゲモドキの飼い方

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まとめ
  • モルフ(模様)が豊富で爬虫類初心者に人気のペット
  • ふれあいは最低限にして観賞やお世話を楽しもう
  • 尻尾の太さでレオパの健康状態を見分ける 

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)は、初心者でも飼いやすい人気の爬虫類です。多彩なモルフ(模様)が楽しめ、ケージのレイアウト次第でおしゃれな飼育環境もつくれます。

この記事では、実際にレオパを飼っている飼主が魅力を語ります。爬虫類を初めて飼う人にもおすすめのレオパ。

基本的な飼い方や必要な餌、健康維持のためのポイントを紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

目次

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)はどんな動物?

ヒョウモントカゲモドキは、豹柄のような模様が特徴的で「レオパードゲッコー」とも呼ばれています。トカゲモドキという名前からもわかるとおり、トカゲではなくヤモリの一種です。

飼主の間では「レオパ」と省略して呼ばれることも多く、人気の爬虫類です。

レオパの魅力とペットで人気の理由

レオパの魅力は、飼いやすさにあります。温度管理や湿度管理が他の爬虫類に比べると簡単で、初心者でも飼いやすいといえます。また、モルフ(模様)のバリエーションが豊富で、自分好みの個体を見つけられる楽しさもあります。

さらに、表情が豊かで可愛らしい姿が飼主に癒しを与えてくれます。多くの愛好者に支持されていることも、レオパ人気が高まっている理由のひとつでしょう。

 

以下の記事では、レオパとの魅力的な暮らしを紹介しています。

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レオパの生態|寿命や性格は?

レオパは主にアフガニスタンやパキスタンなどの乾燥地帯に生息する、夜行性のヤモリです。性格はおとなしく、慣れると手に乗せてふれあう「ハンドリング」もしやすいため、飼主とのコミュニケーションを楽しめます。

寿命は10〜15年だといわれていますが、なかには20年以上生きる個体もいます。しっかりとお世話を続けられると、長い期間一緒に暮らせるのも魅力です。

レオパが快適に過ごせる飼育環境を整えよう

レオパが快適に過ごせる環境を整えるためには、温度や湿度の管理に加えて栄養豊富な食事が重要です。ヒーターやシェルターを用意し、個体に合ったエサを与えて、自然に近い環境でレオパの健康を保ちましょう。

レオパの飼育に必要なグッズ|温度管理が必須!

レオパを飼育するには、通気性のよいケージが必要です。扉はスライド式や観音開きで、上部や側面に通気口があるケージがよいでしょう。レオパが安心できるシェルター(隠れ家)や水入れ、温度湿度計などを用意し適切な環境を整えてあげてください。

さらに、レオパの飼育には、床を温めるためのパネルヒーターが必要です。床の温度が高いとおなかを温められるので、消化を促します。また、空間を暖めるためのヒーターも準備し、ケージ内の温度を27度前後に保って冬眠を防止しましょう。

 

以下の記事では、寒さ対策について詳しくまとめています。

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レオパは何を食べる?餌と与え方

レオパは主にコオロギやディビア、ミルワームなどの生き餌や冷凍餌を食べます。これらの餌は栄養が豊富で、レオパの狩猟本能を刺激するのでおすすめです。

レオパのなかには、ペレット状やゲル状の人工餌を食べる個体もいます。人工餌は口の中を傷つけないので、安心して与えられます。虫が苦手な人は、人工餌を食べるレオパを飼うとよいでしょう。

餌を与える頻度は幼体で毎日、成体は2〜3日に1回が基本です。不足しがちなカルシウムやビタミンなどの栄養素は、サプリメントでも補えるため備えておきましょう。

レオパの健康を守る!初心者が知っておくべきケア

大前提、異常があれば、早めに動物病院へ連れて行ける環境が必須です。ただし、どこの動物病院でも爬虫類を診察してくれるわけではありません。

爬虫類を見てくれる動物病院を、事前に確認しておく必要があります。レオパに多い病気や異常時のサインを見逃さないことが重要です。

レオパに多い病気と予防方法

レオパの不調でよくあるのが脱皮不全です。うまく皮がはがれない場合、壊死につながることもあります。脱皮不全は、ケージ内の湿度を適切に保つことで防げるでしょう。

もうひとつは多い病気として「くる病」があります。カルシウム不足によって骨が曲がる・弱くなるなどの症状が現れることが特徴です。餌の見直しやカルシウムのサプリメントを与えるなどの対策をとって、くる病を予防しましょう。

健康状態を見分けるポイントと異常のサイン

レオパの健康状態を見分けるポイントとして、尻尾の太さがあげられます。尻尾が太すぎると肥満の可能性があり、細いと体力が低下しているサインです。また、食欲の有無も重要で、食欲がないのに体重が増えたり、むくんでいる場合は便秘や腹水の疑いがあります。

さらに、排泄物の色や硬さも健康チェックに役立ちます。普段と違う色や硬さで、異常がみられる場合は早めに対処することが大切です。

レオパはなつく?ふれあい・コミュニケーション方法

レオパは人に慣れると、ふれあうこともできます。ふれあいの際は優しく手に乗せて、レオパをおどろかせないようにしましょう。頻繁にふれすぎるとストレスを与えてしまうため、頻度を少なくし、短時間で接することが大切です。

迎えたばかりのレオパのあつかい方

レオパをお迎えしたばかりの際は、まだ新しい環境に慣れていないため、頻繁に眺めたりさわったりしないよう注意が必要です。

新しい環境に適応するまでは、ストレスを与えないようにそっと見守ってあげてください。慣れてきたら、定期的に手に乗せてハンドリングを行い、健康チェックを兼ねたコミュニケーションをとりましょう。

レオパとふれあう際の注意点

爬虫類全般にいえることですが、レオパは基本的になつくことはありません。そのため、ふれあいが苦手だといえます。レオパのなかには、人間にさわられることが嫌な個体も多いため、頻繁にさわるのは避けるべきでしょう。

ふれあう際は短時間で優しく接し、嫌がるレオパを無理に持ち上げたりしないように注意してください。レオパへのストレスを最小限にするため、ハンドリングは健康チェックや掃除のときだけにとどめるのが理想です。

レオパの繁殖に挑戦!基礎知識と成功のコツ

レオパの繁殖は、さまざまなモルフ(模様)の掛け合わせを楽しめるのが魅力です。異なるモルフを組み合わせることで、ユニークな模様や色合いの個体が誕生します。

繁殖を成功させるためには、卵の管理が重要です。産卵後は、適切な温度と湿度を維持できるインキュベーターという装置で卵を管理し、定期的に状態を確認しましょう。孵化の際は温度が性別に影響するため、温度管理に注意してください。

レオパと共に幸せな毎日を過ごすために

正しい飼育環境を整えて適切なお世話をすることで、長く幸せな毎日をレオパと共に過ごせるでしょう。

温度管理や湿度管理を行い、栄養に配慮した餌を与えて定期的に健康状態をチェックすることが大切です。また、レオパはふれあいを好む動物ではないため、ストレスを与えないようにコミュニケーションをとりましょう

レオパの生態や性格を理解し、ストレスを減らして幸せに暮らせる環境を整えてあげてください!

 

以下の記事では、ペットとして飼育しやすく人気の爬虫類を紹介しています。爬虫類に興味を持った人は、ぜひ読んでみてください。

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