10月28日は、世界中の人々が愛する、白と黒の可愛らしい動物、パンダの日です!しかしなぜ、10月28日がパンダの日なのでしょう?
それは、今から50年以上前の1972年10月28日。日本で最初のジャイアントパンダ「ランラン」と「カンカン」が上野動物園に来園し、パンダブームを巻き起こした記念の日なのです!竹林でのんびりと過ごす姿や、ふわふわの毛並みが魅力のパンダは、絶滅の危機に瀕している動物としても知られています。
今日はその特別な意味を再認識し、共にパンダの歴史に想いをはせてみてはいかがでしょうか。
10月28日は日本初のジャイアントパンダが来日した日
今から50年以上前の1972年10月28日。日本初のジャイアントパンダ「ランラン」と「カンカン」が、中国からやってきたというニュースは、まるで国際的セレブが来日したかのような大騒ぎとなりました。
彼らの愛らしい姿は、テレビや新聞で瞬く間に話題となり、一夜にして全国のアイドルとなったのです。
人々の興奮の背景にはどんなストーリーがあったのか、そしてなぜ私たちが今でもパンダを愛してやまないのか。この特別な日に、その魅力の秘密を一緒に探ってみましょう!
「ランラン」「カンカン」が上野動物園にやってきた!
日本と中国の国交正常化を記念し、中国から上野動物園にジャイアントパンダのオスの「カンカン」とメスの「ランラン」が贈られました。
カンカン-康康(Kang Kang)オス
1970年11月生まれ(推定)
1972年10月28日来園 1980年6月30日死亡(推定9歳)
やんちゃななパンダ、吊るしたタイヤで遊ぶのが大好きでした
画像引用元:上野動物園のジャイアントパンダ情報サイトより
ランラン-蘭蘭(Lan Lan)メス
1968年11月生まれ(推定)
1972年10月28日来園 1979年9月4日死亡(推定10歳)
「丸顔美人といわれた美しいパンダでした
画像引用元:上野動物園のジャイアントパンダ情報サイトより
「カンカン」と「ランラン」の到来は、日本中に大きな喜びと興奮をもたらしました。日本中からその愛らしい姿とふわふわの毛並みの「カンカン」と「ランラン」の姿を一目見ようと上野動物園に多くの人が押し寄せました。
上野動物園の歴史において、今でも「カンカン」と「ランラン」の名前は、上野動物園の伝説として語り継がれ、特別な存在として今でも記憶されています。彼らの姿を通じて、多くの人々が動物愛護の大切さや、絶滅の危機に瀕している動物たちの現状を知ることになったことでしょう。
クマ科で唯一、モノを掴めるジャイアントパンダ
ジャイアントパンダは、その白と黒の独特な模様で知られるだけでなく、驚くべき特徴があるのを知っていますか。実は、クマ科の中でジャイアントパンダだけが、しっかりと物を掴む能力を持っているのです。
この能力の秘密は、彼らの「第六の指」にあります。パンダも属するクマ科の動物は5本指ですが、ジャイアントパンダだけは通常のクマとは異なり、前足に拇指に相当する「第六の指」と呼ばれる突起が存在し、これが物を掴む際に大きな役割を持っているそうです。
画像引用元:上野動物園のジャイアントパンダ情報サイト「パンダ大百科」より
この特徴は、彼らの主食である竹を効率的に食べるために進化したと考えられています。竹の葉や茎をしっかりと掴み、口元へと運ぶこの能力は、ジャイアントパンダが生き残る上での重要な役割を担っているのは驚きです!この驚くべき特徴は、自然界でのジャイアントパンダ独自の進化を示しており、その魅力を一層引き立てます。
パンダのいる動物園
日本国内では、上野動物園をはじめとする3ヶ所の動物園で、ジャイアントパンダが飼育されています。これらの動物園は、パンダの愛らしい姿やその独特の生態を学ぶことができる場所として常に注目を集めており、特に休日や長期休暇期間には多くの家族連れやカップルで賑わっています!今度のお休みは近くの動物園に、パンダに会いに行ってみてはどうでしょう。
東京都恩賜上野動物園【東京】
日本で最も歴史ある動物園として知られる上野動物園。都心のオアシスとして多くの人に親しまれています。ここでは、ジャイアントパンダをはじめとする多種多様な動物たちとのふれあいを楽しむことができます。特にパンダは、その愛らしい姿で常に人気者です。
アドベンチャーワールド【和歌山】
和歌山県にあるアドベンチャーワールドは、テーマパークと動物園の融合した施設として知られています。特にジャイアントパンダの繁殖プログラムが成功しており、多くのパンダたちが生まれています。その姿を楽しみながら、家族での一日を満喫できます。
神戸市立王子動物園【兵庫】
※2023年10月現在、ジャイアントパンダの「タンタン」の閲覧は中止されています。「タンタン」に会いたい場合は公式ホームページにて最新の情報をご確認ください。
神戸の中心部に位置する王子動物園は、都市の中の自然の楽園として親しまれています。ジャイアントパンダを筆頭に、多彩な動物たちに会うことができます。パンダの飼育施設も充実しており、その日常を間近で観察できることで人気の動物園です。
日本とジャイアントパンダの特別な絆の始まり
パンダの話題は、今でもビッグニュースの1つとして扱われています。それも全て1972年の10月28日に日本と中国の国交正常化を記念して、上野動物園にジャイアントパンダのオス「カンカン」とメス「ランラン」が贈られたことから始まっているのです。
その日から現在で早50年以上が経ちましたが彼らの存在は、日本と中国の友情と協力の象徴として、日本と中国の友情を深めるだけでなく、その愛らしい姿で私たちを癒やしてくれています。
ジャイアントパンダを介したこの特別な絆は、今後も両国の関係をさらに強化してくれることでしょう。