- フェレットは好奇心旺盛で穏やかな性格
- 遊びが大好きなので、ペットとスキンシップを取りたい人におすすめ
- 種類によって大きさや値段が異なる
- 飼育の際は、フェレットを診察してもらえる動物病院を探そう
昨今では、エキゾチックアニマルが大ブーム中です。犬や猫以外にも、小動物・爬虫類・魚などさまざまな生き物たちが注目されています。なかでも「スキンシップやお散歩を楽しみたい!」と思っている人に人気のペットが、フェレットです。
今回は、フェレットの性格や特徴、基本的な飼育方法を紹介します!フレンドリーな性格で、ペット初心者でも飼育しやすいフェレット。「可愛い!」だけでは収まらない、魅力的な生態を学んでみましょう。
フェレットってどんな動物?
ここでは、フェレットに関する基本的な情報を紹介します。人気が高まっているとはいえ、まだペットとしての認知度は低めのフェレット。魅力的な性格や意外にも多い種類を学び、フェレットの知識を深めていきましょう!
好奇心旺盛で懐っこい!フェレットの性格
フェレットは好奇心旺盛で穏やかな性格をしており、飼主に懐いてくれることが特徴です。フレンドリーかつマイペースで、一人でお留守番をしていてもストレスになりにくい傾向にあります。
基本的に遊ぶことが好きで、一人遊びを開発したり子どもの遊び相手になってくれたりすることもあります。やや寂しがり屋な子が多いため、ケージの中に入れっぱなしにするとストレスを感じてしまいがちです。
ペットとのスキンシップを楽しみたいと思っている人には、ピッタリの動物だといえるでしょう。
実はたくさんいる!フェレットの種類
犬種や描種と同じように、フェレットにもさまざまな種類が存在します。以下に、代表的なフェレットの種類を紹介します。
- マーシャルフェレット
- パスバレーフェレット
- マウンテンビューフェレット
- ホールデンフェレット
- ネザーランドビッグライン
なかでもマーシャルフェレットは性格がおっとりしており噛み癖も少ないため、初めてフェレットを飼育する人に推奨される種類です。
わんぱくで元気な子と暮らしたい場合は、ペットショップでの取り扱いも多いパスバレーフェレットもおすすめです。
フェレットの大きさ・寿命
フェレットの体長は約30~50㎝程度、体重は約0.7~2.5kg程度です。フェレットの種類によって平均体長・体重が異なるため、気になる種類の大きさをチェックしてみてくださいね。
フェレットの寿命は6~8年程度といわれています。なかには10年以上生きる個体もおり、お迎えの際は将来的な終生飼育の環境を整える必要があるでしょう。
フェレットの値段
フェレットの値段は、種類によって異なります。一般的なペットショップやブリーダーから購入できる個体は1万~8万円程度ですが、希少価値が高い種類になると数十万円を超えるケースもあります。
またケージ代やフード代なども含めると、初期費用は10万円弱が平均です。
フェレットを飼う前にチェック
フェレットには特有の匂いがあります。
これはフェレットの被毛を汚れや乾燥から守るために、全身に皮脂を分泌する腺があり、この皮脂に独特の匂いがあるのです。この匂いが人によっては気になることもあるので、飼う前に確認しておくといいでしょう。
ペット初心者や一人暮らしでも、フェレットは飼える?
穏やかでフレンドリーなフェレットは、ペット初心者や一人暮らしでも飼育しやすい動物です。フェレットの特性を理解したうえで、適切な飼育環境を整えていきましょう。
フェレットは初心者にもおすすめのペット
フェレットは、初めての飼育におすすめのペットです。なぜならフェレットは人間に友好的な子が多く、見知らぬ相手にも気軽に近寄るほどのフレンドリーさを持ち合わせているからです。
とくに「ペットとのふれあいを楽しみたい」と考えている人にはおすすめの動物といえます。また頭がよく言葉の意味も理解できることから、トイレを含む躾が入りやすいことも魅力です。
個体によっては、なんと芸を覚えることもできるのだとか。犬のような従順さはなくとも、友人関係のような近しい距離感でコミュニケーションがとれます。
一人暮らしでも飼える?
フェレットが一人暮らしでも飼育しやすい理由として、散歩がいらないことが挙げられます。犬とは異なり、室内だけでも十分な運動量を確保できる点も飼いやすい理由です。多くの犬種と比べて小柄であるため、小さい家やマンションでも飼育できます。
またケージ内で過ごす時間が多いため、部屋を荒らされたり危険な物に触れたりするリスクも少ない傾向にあります。
ただし寂しがり屋の子も多いため、帰宅後にはしっかりとスキンシップをとることで、フェレットの情緒が安定しやすくなります。
賃貸でも飼える?
フェレットは鳴き声が小さく、賃貸でも飼育しやすいのが特徴です。
フェレットは物をかじる癖がありますが、壁や床などを傷つけることは稀です。ただしソファーやテーブルなどの家具は被害に遭う可能性があるため、家具家電付き物件に住む際はいたずら防止を行いましょう。
ただし、ペット不可の物件では基本的にフェレットの飼育はできません。必ずペット飼育可の物件に住むか、居住前に飼育の許可を取りましょう。
臭い対策は?
発情期を中心に、フェレットからは独特な臭いが発されます。
空気清浄機や消臭剤(フェレットの体に安全な香り成分であるかを調べること)を設置し、日頃から臭いをケアしていきましょう。
フェレットの基本的な飼い方
ここでは、フェレットの基本的な飼い方を紹介します。
フェレットはエキゾチックアニマルでありながら、犬や猫と飼育方法が似ています。フェレットならではの特性を学びつつ、安心して過ごせる環境づくりをしていきましょう。
フェレットの飼育に必要な基本グッズ
まずは、フェレットの飼育に必要な基本グッズを紹介します。
- ケージ
- トイレ
- トイレ砂
- ハンモック
- フード
- フード入れ
- 吸水ボトル
- ブラシ
- 爪切り
- おもちゃ
- ハーネスリード
フェレットは基本的にはケージの中で過ごします。ストレスを溜めさせないために、底面積が広いサイズを選びましょう。またケージの隙間を通り抜けないように、網が2.5cm以下の商品を選ぶと安心です。
フェレットは暑さが苦手な生き物であるため、通気性を確保したハンモックが必須です。体臭が付きやすく頻繁に洗濯する必要があるため、飼育の際は2枚以上用意しておきましょう。
遊び好きのフェレットがすぐに壊してしまわないように、おもちゃは比較的丈夫なものを用意します。フェレット用のおもちゃでは、ボールタイプやトンネルタイプが定番です。
フェレットのエサは?何を食べる?
フェレットは犬とは異なり、本来は完全な肉食動物です。そのため、おもなカロリー源である「脂質」と「消化しやすい動物性たんぱく質」が十分に含まれている食事が求められます。また、炭水化物はほとんど必要ありません。
フェレットのごはんとして第一の候補に挙がるのが、市販の専用ドライフードです。フェレットの飼育数が多いアメリカでも、ドライフードが一般的な食事として親しまれています。
飼育の際はショップの店員さんやブリーダーさんと相談し、なるべく当日まで食べていたものと同じフードを購入しましょう。
シャンプー・耳掃除・爪切りも大切!
フェレットの飼育では、定期的な体のお手入れも大切です。毎月1回程度のシャンプー・週に1回程度の耳掃除と爪切りを心がけましょう。皮膚炎や毛穴詰まりを防止するために、お手入れ用品はフェレット専用の商品を使用します。
歯石や歯周病を防止するために、幼い頃から歯ブラシにも慣れさせておきましょう。歯石予防用のおやつも将来的な予防になります。
またフェレットの被毛を放置すると毛玉になってしまうため、抜け毛が多い春と秋を中心に日常的なブラッシングも取り入れてください。
フェレットを飼うときの注意点
ここでは、フェレットを飼うときの注意点をご紹介します。
フェレットは好奇心が旺盛な生き物であるため、思わぬシーンで事故やケガのリスクが発生してしまうことも。フェレットにとって安全な環境を構築し、末長い健康をサポートしていきましょう。
誤飲や誤食に気をつける
好奇心旺盛はフェレットは、誤飲や誤食のリスクが高い生き物です。とくに1歳未満のフェレットを飼育する際は、部屋やケージ内を清潔に保ち事故防止に努めましょう。
なかでもゴム製品はフェレットに噛まれやすいため、ベッドや机の脚などに付いていないか確認してください。
フェレットの診察ができる動物病院をチェック
飼育前に、近所にフェレットを診察してもらえる動物病院があるかチェックしましょう。フェレットは犬や猫とは異なり、どの動物病院でも対応してもらえるわけではありません。
通院の負担が少ない動物病院が見つかれば、病気の早期発見にもつながります。
遊びが大好き!元気なフェレットと幸せな毎日を
今回は、フェレットの特徴や基本的な飼育方法を紹介しました。
遊びが大好きなフェレットと暮らす際は、犬と同じように頻繁にスキンシップをとってあげることが大切です。1日1時間程度を目安に、毎日遊び相手をしてあげましょう。
以下の記事では、なんとも愛らしい「立ち上がるフェレット」を紹介しています。今回の記事でフェレットに興味を持った人は、ぜひチェックしてみてくださいね。