ペットとの船旅！移動も思い出になるフェリーの旅5選

これからの季節、帰省や旅行のスケジュールを立て始める人も多いのではないでしょうか。

ペットを飼っている人は一緒に移動するとなると、どの交通手段がいいのか迷いますよね。移動手段のひとつとして、フェリーを利用してみてはいかがですか？

今回は、ペットとの旅でフェリーを利用する際の魅力や選び方を解説します。ペットと乗船可能なフェリーもまとめてあるので、ペットとの旅行を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

ペットと乗船できるフェリーの魅力

ペットと一緒に旅をする場合に考えられる移動方法は、自動車・電車・飛行機・フェリーといった選択肢があります。

フェリーでの移動は、飛行機と比較すれば非常に時間がかかるでしょう。しかし、その分コミュニケーションの時間が十分にとれます。客室で一緒に過ごせたり、船によってはドッグランがあったりと、家で過ごすよりも密度の濃い時間が過ごせるのが魅力です。

また、フェリーであれば、自動車を乗船させることも可能です。自家用車で乗船すれば、港からも安心して移動できます。移動の時間もペットと一緒に楽しめると、旅の思い出が増えそうですね。

施設充実でペットとの絆が強くなることも！フェリーの選び方

ペットと一緒に乗船する際に、フェリーを選ぶときのポイントを紹介します。ペットとその飼主にとって、最適な旅行プランとなるように要点を押さえてフェリーを選んでみましょう。

目的地が決まっている際に気になる【航路】

旅の目的地が決まっている場合は、航路が重要です。利用したい航路でペットの乗船ができない場合もあります。ペットが乗船可能なフェリーかどうか、事前に調べておきましょう。

自家用車も乗船させる場合は、目的地から距離が離れている港でも移動が容易です。乗船方法によっても目的地の選択の幅が広がります。

ドッグラン併設のケースも！【施設内容】

ペットの乗船が可能なフェリーにも、さまざまなタイプがあります。客室への同伴が可能な場合と、ペットルームに預ける場合です。また、ペット同伴で入れるエリアやペットルームに預ける際の面会時間など、フェリーによって条件が異なります。

また、ドッグランの併設といった、施設が充実しているフェリーもあるのでチェックしてみてください。

移動距離やプラン内容によっても異なる【料金】

フェリーによって移動距離や乗船できる形態が異なるため、一概にはいえません。しかし、客室に同伴できる場合は、比較的高い等級の客室を利用することになります。あらかじめ旅の予算を確保しておきましょう。

ペットと船旅ができるフェリー5選

ペットとの乗船が可能なフェリーを5つ紹介します。特徴や条件がさまざまなので、旅の計画を立てる際の参考にしてみてください。

商船三井さんふらわあ

ウィズペットルームの場合、お部屋まではペットケージなどに入れて乗下船する必要がありますが、部屋のなかではペットケージから出して過ごせます。そのため、ペットと一緒にくつろぐことが可能です。ホテルの客室のようなお部屋で、広々としています。

ペットルームは面会可能で、ドッグランも利用できます。「さんふらわあターミナル（大阪）第2ターミナル」や大分港の近くには、ペットのお散歩スペースがあります。乗船までの待ち時間も愛犬のお散歩ができるため、ストレスなく過ごせます。

船名	くれない・むらさき（大阪/別府航路） ごーるど・ぱーる（神戸/大分航路） さつま・きりしま（大阪/志布志 （鹿児島航路） さっぽろ・ふらの（大洗/苫小牧航路） しれとこ・だいせつ（大洗/苫小牧航路深夜便）
利用可能な動物	くれない・むらさき・ごーるど・ぱーる・さつま・きりしま： 幅60cm以内、全長120cm以内のペットケージに収まる大きさのペット さっぽろ・ふらの： 幅65cm未満のフタ付きペットカートまたはペットケージに、フタを閉め全身が収まる大きさのペット しれとこ・だいせつ： フェリー会社が用意するペットケージに収まる大きさのペット 全航路共通 ※生後6ヶ月未満のペット、特定の8犬種は乗船不可 ※猛禽、猛獣、爬虫類、毒保有昆虫類などは乗船不可
利用料金	＜ウィズペットルーム（客室同伴）＞ しれとこ・だいせつ：なし（客室同伴不可） その他航路では、利用料金が異なるため確認してください。 ＜ペットルーム（ペットケージ内での預かり）＞ くれない・むらさき・ごーるど・ぱーる・さつま・きりしま： 2,000円（１ケージあたり） さっぽろ・ふらの・しれとこ・だいせつ： 中型：3,500円、特大：7,000円（１ケージあたり）
施設情報	＜ウィズペットルーム（客室同伴）＞ くれない・むらさき・ごーるど・ぱーる・さつま・きりしま： 1室につき2匹まで さっぽろ・ふらの：部屋によって異なるため確認してください。 しれとこ・だいせつ：なし（客室同伴不可） ＜ペットルーム（ペットケージ内での預かり）＞ 全航路あり。1ケージにつき1匹。 サイズや数は異なるため確認してください。 ＜ドッグラン併設＞ くれない・むらさき・さつま・きりしま・さっぽろ・ふらの：あり しれとこ・だいせつ：なし

オーシャン東九フェリー

フェリー乗下船時は、リードにつなぎ抱きかかえるか移動用のケージやペットカートなどに入れた状態で移動する必要があります。

東京/新門司間を利用の場合は、案内所に申し出れば徳島での一時下船が可能です。ターミナル付近でお散歩ができるため、ペットのリフレッシュにもなります。

Withペットルームでは、乗船から下船までペットと一緒に過ごせます。ペットケージを利用する場合は、案内所の営業時間内であればいつでもペットに会えるため安心です。

船名	フェリーびざん・フェリーしまんと・フェリーどうご・フェリーりつりん
航路	東京/北九州、東京/徳島、徳島/北九州
利用可能な動物	ペットケージ（高さ55cm×横80cm×奥行55cm）に収まるペット ※爬虫類や業務用生動物は対応できない場合あり。
利用料金	＜Withペットルーム（客室同伴）＞ 東京/北九州：22,990円 東京/徳島・徳島/北九州：14,960円 ＜ペットケージ＞ 全航路4,400円（1ケージあたり）
施設情報	＜Withペットルーム（客室同伴）＞ 全2部屋 ＜ペットケージ＞ 全12個 収まる形であれば、複数のペットを1ケージで利用可能。 ＜ドッグラン併設＞ 全航路なし

新日本海フェリー

ペットケージとウィズペットルーム、小動物持込ケージ（小鳥・うさぎ・ハムスターに限る）は、インターネットからの予約と空席･運賃照会が可能です。持込ケージ利用で小鳥・うさぎ・ハムスター以外の場合は電話連絡が必要となるため注意しましょう。

ドッグフィールド（ドッグラン）が併設されています。ただし、利用できる期間が決まっているため確認が必要です。

乗下船時は、必ずペットの全身が収まるペットケージやカートに入れて移動する必要があります。

船名	らべんだあ・あざれあ（新潟/小樽航路） すずらん・すいせん（敦賀/苫小牧東港航路）
利用可能な動物	室内で飼われており、30kg以下のペット 指定のケージサイズにおさまる大きさのペット ＜ペットスペース（ペットケージ）＞ 犬・猫：幅57cm×高さ67cm×奥行90cm 犬・猫以外の小動物：ペットケージ（持込）の予約必須 ＜ウィズペットルーム（客室同伴）＞ 船室内設置ケージサイズ らべんだあ・あざれあ：幅80cm×高さ66cm×奥行51cm すずらん・すいせん：幅77cm×高さ68cm×奥行54cm ケージを持込む場合は以下のサイズにおさまるもの らべんだあ・あざれあ・すずらん・すいせん： 幅130cm×奥行60cm以内
利用料金	全航路期間によって異なるため、確認してください。
施設情報	＜ウィズペットルーム（客室同伴）＞ らべんだあ・あざれあ：2部屋 すずらん・すいせん：3部屋 ＜ペットケージ＞ らべんだあ・あざれあ・すずらん・すいせん：あり ※複数匹いる場合は合計で30kg以下なら利用可能 ＜ドッグラン併設＞ らべんだあ・あざれあ・すずらん・すいせん： ドッグフィールド（ドッグラン）あり。 ※利用期間は4月～10月。荒天時は閉鎖する場合あり。

オレンジフェリー

おれんじえひめ・おれんじおおさかは船内で1泊、おれんじ愛媛・おれんじ九州は約2時間半の船旅です。それぞれペット同伴の場合はインターネット予約不可のため、電話にて要問合せ。

オレンジフェリーにはドッグランの併設がありません。室内で排せつするのが苦手なわんちゃんは、乗船前に済ませておきましょう。

船名	おれんじえひめ・おれんじおおさか（東予港/大阪南港航路） おれんじ四国・おれんじ九州（八幡浜港/臼杵港航路）
利用可能な動物	要問合せ
利用料金	＜ウィズペットルーム（客室同伴）＞ おれんじえひめ・おれんじおおさか スイートクラス・デラックスシングルクラス：6,000円（1室あたり） おれんじ四国・おれんじ九州 1等ペット室：10,300円（1室あたり） ＜ペットルーム（ペットケージ内での預かり）＞ おれんじえひめ・おれんじおおさか 1,200円（1ケージあたり） ※1ケージにつき1匹 おれんじ四国・おれんじ九州 ケージごと預かるサービス。金額は要確認。
施設情報	＜ウィズペットルーム（客室同伴）＞ おれんじえひめ・おれんじおおさか スイートクラス：2部屋 デラックスシングルクラス：3部屋 おれんじ四国・おれんじ九州 1等ペット室：1部屋 ＜ペットルーム＞ おれんじえひめ・おれんじおおさか ペットケージ内で預かるサービス 小型：29cm×50cm×39cm　4個 中型：44cm×60cm×54cm　4個 大型：55cm×74cm×65cm　4個 おれんじ四国・おれんじ九州 ケージごと預かるサービス。サイズは要確認。 ＜ドッグラン併設＞ なし

津軽海峡フェリー

プライベートドッグルームやドッグルームを利用しない場合、犬以外のペットの同伴の場合は「ペット小獣類申込届出書」を提出のうえ車内残留です。航海中、車両に戻ることはできません。また、犬以外のペットを連れて徒歩での乗船もできませんので注意が必要です。

プライベートドッグルームの中では、わんちゃんをペットケージから出して過ごせます。愛犬と一緒に外に出て遊べるスペース「ドッグバルコニー」もあるため、のびのびと船旅ができます。

船名	ブルーマーメイド（室蘭/青森航路） ブルールミナス・ブルーハピネス・ブルードルフィン（青森/函館航路） 大函丸（大間/函館航路）
利用可能な動物	＜プライベートドッグルーム（客室同伴）＞ 室蘭/青森航路・青森/函館航路 小・中・大型犬：幅52cm×奥行80cm×高さ60cmのケージまたは犬用カートに入る大きさ ※体重30kgまでの犬 ＜ドッグルーム（ケージ内での預かり）＞ 小・中型犬：幅44cm×奥行61cm×高さ51cmのケージに入る大きさ ※体重20kgまでの犬
利用料金	＜プライベートドッグルーム（客室同伴）＞ 室蘭/青森航路：20,500円（1室あたり） 青森/函館航路：12,570円（1室あたり） ＜ドッグルーム（ケージ内での預かり）＞ 室蘭/青森航路：1,700円（1匹あたり） 青森/函館航路：1,040円（1匹あたり） 大間/函館航路：840円（1匹あたり）
施設情報	＜プライベートドッグルーム（客室同伴）＞ 室蘭/青森航路・青森/函館航路：あり 大間/函館航路：なし ＜ドッグルーム（ケージ内での預かり）＞ 全航路あり ＜ドッグバルコニー＞ 室蘭/青森航路・青森/函館航路：外に出て遊べるスペースあり ※12月～3月末までは冬期閉鎖 大間/函館航路：なし

ペットと乗船するには｜予約方法と注意点

フェリーでの移動が決まれば、必要となるのが乗船予約です。ペットと一緒に乗船したい場合は、なるべく早くフェリーの情報を調べておきましょう。

時期によっては早めに予約を！【予約方法】

フェリー会社によって、予約方法が異なります。インターネット予約可能な場合でも、乗船させる動物によっては電話連絡が必要なことも。

また、ペット同伴可能な客室は部屋数に限りがあるので、早めの予約がおすすめです。事前にフェリーの情報を調べて、余裕を持って旅の計画を立てましょう。

乗る船やペットの性格にも留意したい【注意点】

ペットケージ内に預ける場合の面会時間が決まっていたり、ドッグランスペースが季節や天候によって利用できなかったりする場合があります。乗船前のお散歩やコミュニケーションをとるなど、ペットにストレスがかからないように注意しましょう。

ペットと一緒に思い出に残る楽しい旅にしよう！

乗船可能な動物や条件は、フェリー会社によって大きく異なります。事前にしっかりチェックして、旅の計画を立てましょう。

今回は、ペット同伴可能なフェリーをいくつかピックアップしました。ペットとの移動も楽しい思い出のひとつになるといいですね。魅力的な船旅になるように、ぜひ参考にしてみてください。

 

以下の記事では、愛犬と一緒に食事を楽しむことができるお店を紹介しています！ぜひ参考にしてください。

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