※写真はイメージです。
南大西洋の英国領セントヘレナ島で今週、存命する陸生動物で最高齢とされるセーシェルセマルゾウガメのジョナサンが推定190歳の誕生日を迎えたとして、島では現地時間の4日、野菜のケーキを贈るなどの行事が催されました。
推定190歳のセーシェルセマルゾウガメのジョナサン
※写真はイメージです。
アフリカ大陸西の大西洋に浮かぶ英領セントヘレナ島で暮らしてきたジョナサンは、視覚と嗅覚が衰えてきたせいで小枝ばかり食べる不健康な食生活を数年前まで続け、加齢の影響がくちばしや甲羅などにみられていました。
2014年ごろ、ジョナサンの衰弱に気付いた地元の獣医ジョー・ホリンズ氏(写真右)がリンゴ、ニンジン、キュウリ、バナナ、グアバなど栄養価の高い餌を与え始めたところ、ジョナサンは健康を取り戻したとのことです。
甲羅の測定によると、ジョナサンが生まれたのは1832年ごろとされています。
その頃の日本は江戸時代の天保3年。坂本龍馬が生まれる2年前、ペリー来航の約20年前です…。
言葉にできないほど長生きですね!!
セーシェルセマルゾウガメは、 アルダブラゾウガメの亜種で世界最大のゾウガメといわれ1840年頃までには絶滅してしまったと考えられていましたが、近年再発見されました。
過去ギネス認定されていたのは推定188歳
過去にギネスに登録されていた「動物最高齢」は、1966年に死亡したホウシャガメのトゥイ・マリラで、推定188歳以上といわれています。18世紀の探検家ジェームズ・クックがトンガ王室へ献上したカメといわれ、ギネス認定されていました。
今回のジョナサンは、それを2歳も超えており、もちろんギネスにも認定されています!
もっと長生きしてたくさんの人に感動を!
すべてのカメが100歳を超えるというわけではありませんが、こんなにも長生きをして、
家族や地域全体で動物を見守り育てていくというのは素敵ですね!
ジョナサンは50代のエマというカメに想いを寄せているそうです!
すごくロマンチックだなと思いました!
セーシェルセマルゾウガメは、セーシェル諸島には15万頭ほどが生息しています。ジョナサンは1882年からセントヘレナ島に住み続けているといわれているので、泳ぐことはできませんが、海に落ちても浮かぶおかげで、そのまま流されてセントヘレナ島にたどり着いたのかもしれませんね!
医療も発展し、他の動物たちも長生きしていると言われていますが、個人的にはもっともっと長生きしてほしいものです。
参考
© AFPBB News