今回はカラパイアで取り上げられていた「過去最大級の巨大ペンギンの新種の化石が発見される。体重なんと150kg越え」のニュースを紹介します。
150kgのペンギン!?と驚く人も多いと思います。
現在最大と言われているペンギンは体重約40kgなので、その3倍にもなるペンギンの化石が発見されたというのは驚きですね!
海岸の岩から巨大な新種ペンギンの化石を発見
ニュージーランドの海岸の岩から新種のペンギンの化石が2種発見され、そのうちの1種は知られているものとしては過去最大級のペンギンで、フリッパー(ペンギンの翼にあたる部分)から推測すると、体重は約154kgと人間をはるかに上回りました。
引用:「過去最大級の巨大ペンギンの新種の化石が発見される。体重なんと150kg越え」カラパイア
このペンギンは5950万~5550万年前のものと推測されており、白亜紀に恐竜が絶滅してから500万~1000万年後に生きていたと考えられています。
過去には体重80kgのペンギンも発見されていた
過去にはニュージーランドの南島で、クロスヴァリア・ワイパレンシス(Crossvallia waiparensis)という種の巨大ペンギンが発見されました。
全長は160cm・体重は80kgと、人間の女性並みの身長があり体重は男性並みで、6600万年から5600万年前のものと推測されています。
愛らしい瞳とぷっくりとしたお腹やヨチヨチ歩きでとっても可愛らしいペンギンですが、人間と同じくらいの大きさと考えたら少し怖いですね……。
なぜ昔のペンギンは巨大なのか?
ペンギンが巨大化したのは、水中での暮らしに都合が良かったからと考えられるのだそうです!
一般に、体が大きければ大きいほど大きい餌を食べることができ、体温維持の効率性が上がるため、冷たい海の中でも体温を保ちやすくなり、深くかつ長い間潜っていられるようになります。また、エサの選択肢も増えるため、小さな敵から身を守りやすくもなります。
ではなぜ今のペンギンは小さくなってしまったのでしょう? 実はその理由は未だ解明されておらず、現在も研究が続けられているとのことです。
今後もさらに大きいペンギンが発見されるかも
実は2019年にも115kgの大きさのペンギンが発見されており、過去にはこのペンギンが最大記録でしたが、今回の150kgのペンギンの化石発見により、記録が更新されました。
今後も研究が進み、200kg超えのペンギンの化石が発見される日もそう遠くはないかもしれませんね!
※写真は全てイメージです。
参考:カラパイア