- ペットシッターは、認知度と利用率に大きな差がある
- 必要性は理解しているものの、実際の利用に踏み切れない人も多い
- 不安点を明確にしたうえで、具体的な解決方法をリサーチしてみよう!
ペットシッターとは、飼主の代わりにペットのお世話を代行する仕事を指します。
実際に利用した経験のある人にとっては、足を向けて眠れないほどにありがたい存在であるペットシッター。しかし多くのペットユーザーにとって、ペットシッターの利用にはまだ不安要素が大きいようです。
今回は、ペットシッターに関するアンケートデータを紹介します。またペットシッターを利用する際の不安点や解決法なども解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
ペットシッターの存在を知らない人も20%以上!ペットシッターをお願いするハードルは意外に高い?
ここでは、ペットユーザー100人の意見を参考にしたアンケートを踏まえ、ペットシッターの利用に関するデータを紹介します。
お留守番時の大きな助けとなるペットシッターですが、実際の利用には少なからずハードルが存在しているようです。
参考:PR TIMES「【100人のペットユーザーに聞いた!】よりペットと人間が幸せに共存できる社会を作るべく、アンケート調査を実施-シッターの利用がど進まない理由1位は他人を家にあげることへの不安!?」
ペットシッターを利用したことのある人はおよそ2%
アンケートによると、ペットシッターの存在を知っている人は全体の約78%。そのなかでも、実際に利用経験がある人は約2%という結果になりました。
ペットを飼育している人のなかでも、ペットシッターの認知度や利用率には大きな差があることがわかります。
「ペットシッターに頼らなくても問題ないくらい、ペットのお世話には困っていない」という人が多いと考えれば、この結果は良いものであるといえるでしょう。
しかし実際には、認識と利用の間にもややギャップが生じているようです。
ペットシッターの利用を検討したことのある人は20%以上
ペットシッターを知っている飼主のなかで「ペットシッターの利用を検討したことがある」と答えた人は、20%以上にも上りました。
このことから「ペットシッターを使いたいが、何らかの理由で使えない」「ペットシッターの利用に不安がある」と考えている飼主が多いことがわかります。
ペットシッターの必要性を認めているということは、ペットに現在も負担を強いている可能性があるといえます。それでもなお利用に踏み切れない理由について、さらに掘り下げていきましょう。
ペットシッターを利用したいと思った理由は?
ここでは、「ペットシッターを利用したい」と思った理由を紹介します。
ペットとの生活では、何かとトラブルやイレギュラーが発生するものです。とくに家族や同居人の出張や入院などでは、適切なペットのお世話が難しくなる場合もあるでしょう。
ペットシッターを利用する本質的な目的は、ペットの健全な育成です。ごはん・散歩・排泄物処理など、基本的なお世話が難しいときにこそ活躍するペットシッター。アンケートを踏まえ、具体的な利用シーンをチェックしていきましょう。
出張・旅行・入院で家を空けるため
ペットシッターの代表的な利用シーンとして、出張・旅行・入院があげられます。普段は問題なくお世話ができている飼主でも、突然の出張によって家を離れなければならないケースがありますよね。
あくまで「継続的ではなく、スポットでお世話してくれる人を頼りたい」と思ったときに役立つのが、ペットシッターです。ペットシッターは1回60分程度から対応してもらえるため、遠くに住む知人よりも手軽に依頼できます。
忙しくて散歩したり遊んであげる時間が取れないから
飼主が忙しくてペットにあまり構えないときにも、ペットシッターは大活躍してくれます。なぜならペットシッターの仕事のなかには、お散歩の代行も含まれているからです。
とくに中型犬以上は、運動不足が続くとストレスを溜め込みがちになります。ペットシッターとのお散歩でフラストレーションを発散してもらうことで、ペットが心身ともに健やかな毎日を過ごせるようになるでしょう。
在宅勤務が減って寂しい思いをさせてしまうから
ペットシッターを利用する理由として、以前よりもお留守番時間が増えたこともあげられます。たとえば、コロナ禍では在宅勤務をしていた人のなかでも、現在は出勤日数が増えている場合もありますよね。
以前よりも1匹で過ごす時間が増えたことで、寂しさや孤独を募らせている可能性があります。ペットシッターとのスキンシップは、ペットの心のケアにも役立つのです。
ペットシッターをお願いする際に気がかりなこと
ここでは、ペットシッターを利用する際に気がかりになるポイントを紹介します。
ペットシッターは、認知度と利用率の間に大きな差が存在しています。不安点を明確にし、具体的な解決方法を考えることで、ペットも人間もより安心して過ごせるでしょう。
他人が家に入ることに抵抗がある
ペットシッターの不安点として、他人が家に入ることへの抵抗感があげられます。「プライベートな空間に家族以外が足を踏み入れてほしくない」という想いから、ペットシッターを利用しない人も少なくありません。
またペットシッターの利用では、金品や通帳などの窃盗に関するリスクも懸念されます。不安な場合は、ペットシッターに関連する賠償責任保険に加入するという手段もあります。
ペットシッターとペットの相性が悪かったら…
ペットシッターとペットの相性が悪いことを不安に思い、利用に踏み切れない人も。とくに警戒心の強いペットや人見知りのペットの場合は、ペットシッターに攻撃的な態度を取ってしまうこともあるでしょう。
多くのペットシッターサービスでは、契約前に担当者と対面で打ち合わせをおこなえるプランが展開されています。相性に不安を感じる場合は、事前に顔を合わせてペットの様子をチェックするのもよいでしょう。
コストがかかるのが心配
ペットシッターは、基本的には利用ごとに費用が発生します。さらに多くのサービスは登録料が必要になり、小型犬・中型犬・大型犬などによって料金が異なるケースも珍しくありません。
とくに複数頭のペットを飼育している人は、コストを考えて使用を控えてしまうこともあるでしょう。とはいえ、ペットの健康的な生活は飼主の責務でもあります。お留守番時間や期間を踏まえたうえで、必要だと判断した際は前向きな利用が推奨されます。
ペットのお世話が難しいときは、ペットシッターの利用を前向きに検討しよう!
今回は、ペットシッターに関するアンケートや、ペットシッターを利用する際の不安点などを紹介しました。
赤の他人を家の中に入れるのは、誰でも不安を感じるものです。しかしペットの健康的な育成のためには、継続的なお世話が欠かせないのもまた事実です。
ペットシッターの必要性を感じている人は、ぜひ一度サービスごとの特徴や保証を見比べてみましょう。保証制度や仕組みを理解することで、利用時の不安を払拭できるかもしれません。