シーズー

シーズーの飼い方は?性格やしつけ、お手入れ方法を解説

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まとめ
  • しつけは生後2ヶ月頃から始める
  • 叱るのではなく褒めて伸ばすしつけがおすすめ
  • シーズのニオイは皮脂の分泌・口内環境・耳の汚れのケアで改善する
シーズー

シーズーは、愛らしい見た目と穏やかな性格で、多くの人に愛されている犬種です。そのため、ふわふわの被毛とつぶらな瞳に魅了され、飼いたいと考えている人もいるでしょう。

しかし、実際に飼うとなると「しつけは難しい?」「お手入れの手間はどのくらい?」といった疑問も出てくるはずです。本記事では、シーズーの基本的な性格や、飼育する際のポイントを詳しく解説します。

しつけのコツや健康管理、お手入れの方法まで、初めての人でも安心して飼えるように分かりやすくまとめているので、シーズーとの楽しい生活をスタートするためにも、ぜひ最後まで読んでください。

目次

シーズーの性格は?どんな特徴がある?

シーズー

シーズーは、もともと中国の宮廷で飼われていた歴史を持ち、人懐っこく穏やかな性格が特徴です。ここでは、シーズーの基本的な性格や特徴について詳しく解説します。

  • 人懐っこくて穏やかな性格
  • 理解力があり、比較的しつけはやすい
  • 男の子と女の子で性格に違いがある

性格を知ることで自分に向いている犬種か知ることもできるため、ぜひシーズーを飼うかどうか迷っている人はチェックしてみてください。

人懐っこくて穏やかな性格

シーズーはとても人懐っこく、穏やかな性格です。家族と一緒に過ごすことが大好きで、とくに飼主に対して強い愛着を示します。

また、小さな子どもや他のペットとも仲良くできるため、人数が多い賑やかな家庭にもすぐに馴染めるでしょう。しかし、一方でマイペースな一面も持ち合わせており、自分のペースを崩されることを嫌う傾向もあります。

そのため、無理に構いすぎるとストレスを感じることもあるので、犬の性格を考慮しつつ、適度な距離感を意識して接することが大切です。

理解力があり、比較的しつけはやすい

シーズーは賢く理解力があるため、比較的しつけがしやすい犬種です。トイレトレーニングや基本的なコマンドもきちんと教えれば、しっかりと学習してくれます。

ただし、頑固な一面もあるため、一貫性のない指示にはかたくなに従わないこともあります。そのため、しつけをする際は、家族全員で一貫性を持った指示を出すよう徹底しましょう。

かわいいからと言って甘やかしすぎず、メリハリをつけたトレーニングを心がけると、犬との信頼関係が築きやすくなります。

男の子と女の子で性格に違いがある

シーズーのオスとメスでは、性格にやや違いが見られます。どちらも愛情深い性格ですが、それぞれの特性を理解しておくと、より適した飼い方が可能です。

  • オス:甘えん坊で元気な傾向
  • メス:警戒心が強く、気の強い傾向

オスのシーズーは、比較的甘えん坊で、飼主にべったりなことが多いのが特徴です。また、活発で遊び好きな子が多く、好奇心旺盛な一面もあります。

メスのシーズーは、オスに比べてやや警戒心が強く、独立心がある傾向にあります。自分のテリトリーを守ろうとする意識が強く、少し気の強い面を持つところが特徴です。

どちらの性別でも、適切な愛情としつけを行うことで、穏やかで飼いやすい点はかわりません。性別の違いを理解し、それぞれの個性を尊重しながら接することを心がけましょう。

シーズーの飼い方のコツとしつけを始める時期や注意点

シーズー

シーズーは穏やかで愛らしい性格が魅力的な犬種ですが、適切なしつけやケアは必要です。
特にしつけを始める時期や、社会性を育むための訓練、美しい毛並みを保つためのケアは、飼主にとって重要なポイントになるでしょう。

ここでは、シーズーを上手に育てるためのコツや注意点について詳しく解説します。

しつけを始める最適な時期は?生後2ヶ月からがベスト

シーズーのしつけを始める最適な時期は、生後2ヶ月頃からです。生後2ヶ月頃は『社会化期』と呼ばれ、物事を素直に吸収しやすい時期なので、しつけをスタートするのに最適です。

トイレトレーニングや基本的なコマンド(お座り・待てなど)を根気よく教えていきましょう。また、シーズーには頑固な一面もあるため、一貫性のあるしつけをおこなうことが大切です。

家族全員でルールを統一して、甘やかしすぎないようにしつけをおこないましょう。

シーズーには褒めて育てるしつけ法がおすすめ

シーズーのしつけには、叱るよりも『褒めて伸ばす』方法が効果的です。良い行動をした際には、すぐに褒めてあげる習慣をつけると、日々のしつけもスムーズに進みます。

おやつや撫でるなどのご褒美も上手に使って「良いことをすると褒められる」ことを学ばせましょう。ただし、甘やかしすぎるとわがままになりやすいため、メリハリをつけることが大切です。

社会性を身につけるための訓練は必須

シーズーはもともと穏やかな性格ですが、子犬の頃からしっかりと社会性を身につけさせる必要があります。なぜなら、社会性の訓練を怠ると、知らない人や他の犬を怖がったり、警戒心が強くなったりして無駄吠えが増えるからです。

具体的には、散歩中にほかの犬とふれあう機会を作ったり、家に友人を招いたりして、さまざまな環境に慣れさせましょう。また、ドッグランやしつけ教室を活用するのもおすすめです。小さい頃から多くの経験を積ませることで、落ち着いた性格に育ちやすくなります。

美しい毛並みは日頃のケアが大切

シーズーはダブルコートの長毛種ですが、他の犬種と比べると抜け毛が少ないのが特徴です。しかし、毛が長いため毛玉ができやすく、毎日のこまめなブラッシングが必要になります。

とくに、耳の後ろや脇の下などは毛が絡まりやすいので、丁寧にケアすることが大切です。また、定期的にトリミングも清潔で健康的な毛並みを維持するのに欠かせません。

シーズーの美しい被毛を保つためには、しっかりとしたお手入れを心がけて、愛犬が快適に過ごせる環境を整えましょう。

シーズーは臭いが強い?対策方法は? 

シーズー

シーズーは愛らしい見た目と穏やかな性格が魅力の犬種ですが「臭いが気になる」と感じる飼主も少なくありません。そこで、ここではシーズーが臭う原因とその対策方法について詳しく解説します。

適切なケアをおこなえば、シーズーの独特な臭いは防げるので、快適に室内で飼えるように、しっかりチェックしてみてください。

シーズーが臭う原因とは?

シーズーの臭いの原因は、主に皮脂の分泌・口内環境・耳の汚れの3つがあります。シーズーはもともと皮脂の分泌量が多い犬種です。皮脂の分泌量が多く、酸化することで独特の臭いが発生します。

とくに換毛期でないにもかかわらず毛がべたついている場合、皮脂の酸化による臭いが強くなることがあるでしょう。また、シーズーは歯の間に汚れがたまりやすい傾向があり、歯垢や歯石により口臭が発生することもあります。

他にも垂れ耳であるために、通気性が悪く耳の中が蒸れやすいです。その結果、耳の中で細菌が繁殖し、悪臭の原因となることもあります。

口臭・耳の臭い・皮脂臭のケア方法

シーズーの臭いを軽減するためには、口臭・耳の臭い・皮脂臭にそれぞれ適したケアを行うことが大切です。

口臭を防ぐためには、毎日の歯磨きを習慣にしましょう。歯ブラシが難しい場合は、歯磨きシートやデンタルガムを活用するのもおすすめです。また、歯石がたまってしまった場合は、動物病院で除去してもらうようにしましょう。

耳の臭いのケアには、週に1~2回の耳掃除を行うのが理想です。専用のイヤークリーナーを使い、綿球やガーゼで優しく拭き取るようにしましょう。ただし、奥まで掃除しすぎると炎症を引き起こすことがあるため、注意が必要です。

皮脂の臭いを抑えるには、こまめなブラッシングと定期的なシャンプーが重要です。皮脂の分泌をコントロールし、毛のべたつきを防ぐことで、臭いの発生を軽減しましょう。

シーズーがかかりやすい病気や怪我

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シーズーの健康を守るためには、病気の初期症状を見逃さず、早めに対策を講じることが大切です。ここでは、シーズーがかかりやすい病気とその予防策について詳しく解説します。

愛犬と長く幸せに暮らしたいのなら、病気や怪我の知識はある程度あるほうがよいでしょう。大切な愛犬のためにも、ぜひチェックしてみてください。

目の表面が乾く【乾性角結膜炎(ドライアイ)】

乾性角結膜炎(ドライアイ)は、涙の分泌量が減少することで目の表面が乾燥し、炎症を引き起こす病気です。初期症状としては、目が充血したり、しょぼしょぼしている様子が見られます。

また目ヤニが増えたり、まぶたを頻繁にこするようなしぐさをする場合も注意が必要です。予防策としては、目の健康を定期的にチェックし、異常があれば早めに獣医師に相談することです。

ホコリや花粉などの刺激物を避けるために、こまめに顔を拭いてあげることもおすすめします。

呼吸器系のトラブル【気管虚脱】

気管虚脱は、気管が潰れてしまい呼吸がしづらくなる病気です。初期症状としては、散歩中や興奮時にガーガーというガチョウの鳴き声のような咳をすることがあげられます。

また軽い運動でも息切れをしたり、寝ているときに苦しそうな呼吸をしている場合は注意が必要です。予防のためには、首輪ではなくハーネスを使用し、気管に負担をかけないようにしましょう。

肥満は気管に余計な負担をかけるため、適正な体重を維持することも重要です。

皮膚が脂っぽくなったり乾燥したりする【脂漏症】

シーズーは脂漏体質の犬種であり、皮膚の脂分泌やターンオーバーが乱れることで脂漏症を発症しやすい傾向があります。脂漏症とは、皮膚が異常に脂っぽくなったり、逆に乾燥してフケが増えたりする病気です。

初期症状は、皮膚がべたついたり臭いが強くなったりすることがあり、ひどくなるとかゆみを伴う炎症もみられます。

予防のためには、定期的なシャンプーを行い、皮膚を清潔に保つことが大切です。ただし、洗いすぎると皮膚のバリア機能が低下してしまうため、低刺激のシャンプーを使用し、月1回程度のペースでおこなうようにしましょう。

また、食事のバランスが乱れると皮膚の健康に影響を与えるため、栄養バランスの良いフードを選ぶことも大切です。必要に応じてオメガ3脂肪酸などの皮膚に良い成分を含むサプリメントを取り入れるのもよいでしょう。

シーズーと楽しく暮らすために飼い方のポイントを押さえよう!

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シーズーは穏やかで人懐っこい性格が魅力的な犬種ですが、快適に暮らすためには適切なしつけやお手入れが欠かせません。しつけは生後2ヶ月頃から始め、褒めて育てる方法を取り入れるようにしましょう。

また、子犬のうちから社会性を身につけさせることで、人や他の犬とも上手に付き合えるようになります。シーズーの寿命は10〜16年が平均です。一度お迎えしたら、天寿を全うするまで、お世話やしつけが必要になります。

そのため、きちんと最後まで面倒を見られるか、家族でしっかり話し合ってから飼うようにしましょう。また、本記事で解説した飼い方のポイントを押さえて、しっかり準備を整えてからお迎えすることをおすすめします。

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かりんこ

猫を愛してやまないフリーランスのWebライターです。猫を中心としたペット関連の記事はもちろん、飼主目線で「共感」と「役立つ情報」をお届けします。

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