- キャリー嫌いは通院だけではなく、災害時のトラブルの原因にもなる
- 日常的な習慣のなかで、愛犬のキャリーへのイメージを改善していこう
- キャリー嫌いの原因を明確にして、適切な対処法につなげよう!

通院・旅行・サロン・災害時……。犬を飼育していると、キャリーを使用するシーンは多いものです。
今回は、愛犬がキャリーを嫌がる理由や対処法、おすすめのキャリー商品などを紹介します。愛犬の性格・性質にピッタリなキャリーを見つけて、ストレスのない移動につなげていきましょう。
愛犬がキャリーに入ってくれない理由は?

ここでは、愛犬がキャリーに入ってくれない理由を紹介します。愛犬のキャリー嫌いの背景には、明確な理由が潜んでいることも珍しくありません。愛犬の性格を加味したうえで、原因を見つけて対処法を考えていきましょう。
キャリーが嫌な思い出と紐づいているから
愛犬がキャリーに入ってくれない理由として、キャリーと嫌な思い出が紐づいていることがあげられます。たとえば「通院でしかキャリーを使わない」という家庭では、愛犬にとってキャリーは『動物病院と関連する道具』になってしまいます。病院嫌いの犬は、キャリーを見ただけで逃げてしまうでしょう。
サイズが合っておらず不快だから
キャリーのサイズが体と合っていないと、利用時に不快感を抱いてしまいます。たとえばキャリーの中が窮屈で息苦しかったり、広すぎてバランスを崩しやすかったり。身体的なストレスが原因で、キャリー自体を避けるようになってしまいます。
「小型犬だから」と、子犬のときからキャリーを買い替えていないという人は、キャリーのサイズを見直してみるといいでしょう。
キャリーの臭いが苦手だから
キャリー嫌いの理由としては、臭いが苦手であることもあげられます。たとえば押し入れのホコリっぽい臭いや、車の芳香剤の臭いが染み込んだキャリーは、愛犬のストレスの原因に。人間が感知できない臭いでも、愛犬は不快感を抱いている可能性があります。
キャリーで移動する際の環境がストレスだから
キャリー移動時の環境がストレスな場合も、キャリー自体を嫌ってしまう場合があります。たとえば車移動時の揺れや車内の臭い、道路や街の騒音などにストレスを感じているケースもあるでしょう。
日頃の習慣が大切!愛犬をキャリーに慣れさせる5つの方法

ここでは、愛犬をキャリーに慣れさせる方法を5つ紹介します。キャリーを好きになってもらうためには、キャリーに対するポジティブなイメージを抱いてもらうことが大切です。日頃の習慣に変化を取り入れて、愛犬のキャリーへの印象を変えていきましょう。
愛犬の生活空間にキャリーを置いておく
愛犬をキャリーに慣れさせるためには、普段の生活空間にキャリーを置くことをおすすめします。キャリーを特別扱いせず、ソファーや机などと同じ『家具の一つ』として扱うのです。キャリーの存在が日常に溶け込むことで、苦手意識が和らぎやすくなります。
キャリー内でのおやつや遊びを取り入れる
愛犬にキャリー好きになってもらうためには、キャリーと楽しい思い出を紐づけましょう。たとえばキャリー内でおやつをあげたり、一緒に遊んであげたりなどがおすすめです。『キャリー=楽しいことがある場所』と思ってもらえれば、すんなり入りやすくなるでしょう。
愛犬の好みや体格に合ったキャリーに切り替える
愛犬の好みや体格に合わせ、キャリーを新調するのも一つの手段です。とくに子犬時代から同じキャリーを使っている場合、成長に応じて狭さを感じていることも。素材の臭いが苦手な場合もありますので、積極的に違う製品を試してみましょう。
キャリー用のコマンドを教える
「待て」や「お座り」と同じように、キャリー用のコマンドを教えることで入りやすくなる場合があります。犬はリーダーの命令に応えることによって、喜びを感じる生き物です。愛犬との信頼関係が築けていれば、コマンドによって自主的に入ってくれることが期待できます。
キャリーを愛犬用の『お部屋』として扱う
愛犬にキャリーに慣れてもらうためには、キャリーを『お部屋』として扱ってみましょう。キャリー内にお気に入りのぬいぐるみやマット、温感(冷感)アイテムなどを置き、愛犬がくつろげる空間を演出します。キャリー自体に居心地の良さを感じてもらえれば、利用時のストレスも軽減できるでしょう。
【大きさ別】おすすめキャリー商品を紹介!

ここでは、愛犬のサイズ別におすすめのキャリー商品を紹介します。各商品にそれぞれ特徴がありますので、愛犬の性格や利用シーンを加味したうえで、ベストなキャリーを見つけていきましょう!
商品名 | サイズ | 重量 | 価格(税込) | 使用適正体重 |
2WAYタイプキャリー| アイリスオーヤマ | 幅:25cm 奥行:41.5cm 高さ:28.5cm | 1.1g | 3,555円 | ~5kg |
ペットキャリーバッグ| Fudia | 幅:20.6cm 奥行:37.6cm 高さ:23.6cm | 0.6kg | 3,980円 | ~7kg |
3WAYキャリーカート| SENUN | 幅:39cm 奥行:60cm 高さ:34cm | 3.8kg | 8,480円 | ~18kg |
中型犬用キャリーバッグ|FEANDREA | 幅:40cm 奥行:60cm 高さ:40cm | 2.76kg | 5,091円 | ~11kg |
ペットキャリー| Bonarca | 幅:62cm 奥行:90.5cm 高さ:62.5cm | 1.869kg | 5,980円 | 記載なし |
ソフクレート(XXXL)| エクセルプラン | 幅:79cm 奥行:122cm 高さ:79cm | 4.41kg | 14,520円 | ~50kg |
【超小型~小型犬用】おすすめキャリー

超小型犬~小型犬用のキャリーでは、手軽に肩に背負えるタイプが多いのが魅力。コンパクトなデザイン性も魅力的ですが、扱いやすさだけを重視すると、愛犬のサイズ感とミスマッチを起こすことも。とくにソフトタイプは、型が崩れないような使い方を心がけましょう。
2WAYタイプキャリー|アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマのキャリーは、ショルダー型とトート型の好きな形状で使えます。軽くて丈夫なポリエステル製で、薄く畳んで収納しやすいのもポイント。使いたいときだけすぐ広げられる、狭いお家にもうれしいキャリーです。
ペットキャリーバッグ|Fudia
Fudiaのキャリーバッグは、焼きたてのパンのようなかわいい見た目が特徴的。メッシュカバーと『顔覗き小窓』で通気性が確保されており、移動中の退屈もケアしてくれます。底板はフリース素材でできており、愛犬が快適な空間で過ごせます。
【中型~大型犬用】おすすめキャリー

中型~大型犬用のキャリーは、幅広い選択肢が大きな魅力。メーカーごとに機能性や価格にもバリエーションがあり、好みのキャリーを選びやすくなっています。犬種としての『中型・大型』に捉われず、愛犬の実際の体格に応じたキャリー選びをしていきましょう。
3WAYキャリーカート|SENUN
SENUNのキャリーは、キャリーカート型・キャリーバッグ型・ショルダーバッグ型に変形するのが特徴です。利用シーンや利用者に合わせた形状で使えるだけではなく、360°回転するキャスターで方向転換も簡単になっています。
中型犬用キャリーバッグ|FEANDREA
FEANDREAのキャリーバッグは、持ち運びやすさと収納しやすさを両立した万能タイプ。長い持ち手で体への負荷が少なく、折り畳めば8cmの薄さになります。五面のメッシュで広い視野が確保できるため、移動中の不安を感じやすい愛犬にもおすすめです。
【大型~超大型犬用】おすすめキャリー

大型~超大型犬用のキャリーは、車での持ち運びが前提となってきます。利用時のサイズ感だけではなく、収納しやすさや組み立てやすさもポイント。普段の置き場所も想定したうえで、ライフシーンに合った商品を選んでいきましょう。
ペットキャリー|Bonarca
Bonarcaのペットキャリーは、シートベルトで固定できるテープが付いています。付属の収納ケースは、広げるとキャリー用マットにもなる優れもの!折り畳んだときの厚みは5cm程度なので、使わないときの収納もバッチリです。
ソフクレート(XXXL)|エクセルプラン
エクセルプランのソフクレートは、室内で代用サークルとしても使えるビッグサイズ。一般的な組み立て式ケージとしては、最大レベルの大きさです。メッシュ素材なので通気性が高く、持ち運びに便利な手提げパーツも付いています。
愛犬に合ったキャリーで、外出のストレスを軽減しよう!

今回は、愛犬がキャリーを嫌がる理由や対処法、おすすめのキャリー商品を紹介しました!キャリーは愛犬にとって第二のハウス。快適な環境を整え、自分からキャリーに入ってもらえるような状態を目指しましょう!