コーンスネークはちっちゃくてかわいい?ヘビ飼育初心者にもおすすめ!

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まとめ
  • コーンスネークはちっちゃくてかわいいヘビ!
  • 多彩なカラーや模様が楽しめる
  • 爬虫類の飼育初心者でも飼いやすい

画像提供:@shiro_kohakusan

ちっちゃくてかわいい姿で人気を集めるコーンスネーク。

カラフルな模様ややわらかな雰囲気、おだやかな性格から『はじめてのヘビ飼育』にも選ばれやすい種類です。サイズも大きすぎず扱いやすいため、家族や一人暮らしのペットとして注目されています。

ヘビの飼育を検討している人にとって、安心して飼い始められるペット候補のひとつといえるでしょう。本記事では、コーンスネークの基本的な特徴から、そのかわいさの理由、気になる値段などを解説します。

目次

コーンスネークってどんなヘビ?

画像提供:@ultra_nyoro618

コーンスネークは北米の森林や草原、農地などに広く生息し、人の暮らしに近い環境でも見られる身近なヘビです。

体はしなやかで細長く、成体の体長は100〜150cmほど。大型化しすぎないため、家庭で飼いやすいサイズといえます。性格はおとなしく臆病な面があります。

実際に、@ultra_nyoro618さんが飼育しているコーンスネークも、たまに人間にビビることがあるそう。慎重に様子をうかがう姿は『かわいさ』を感じさせてくれます。環境に慣れれば人にも順応しやすく、初心者でも安心して飼育しやすい点が魅力です。

名前の由来には諸説があります。腹部の模様がトウモロコシの粒に似ていることから『コーン』と呼ばれる説や、トウモロコシ畑や穀物倉庫でよく見られたために名付けられたという説です。いずれも、人との生活圏に近い存在であったことを示しています。

飼主をとりこにする『かわいい』ポイント

画像提供:@kievow

ヘビというと「こわい」「苦手」というイメージを持たれがちですが、コーンスネークはその印象を覆す存在。

小ぶりなサイズややわらかな雰囲気、豊富な模様やカラーによって『かわいい』と感じる人が多く、初心者から愛好家まで幅広い層に人気があります。

手のひらにすっぽり!扱いやすいサイズ

コーンスネークは成体でも体長100〜150cm程度と、大型化しすぎないのが特徴です。

細身の体つきで、飼主の手の中に収まるような安心感があり、初心者にとって扱いやすいサイズ感といえます。とくにベビー期は『ピンクマウス』と呼ばれる小さな餌を食べるほど小さく、ミニチュアのような存在感が魅力です。

指にくるりと巻きつく姿は愛らしく、ペットとしての『かわいさ』を実感できる瞬間でもあります。まさに、@kievowさんの『いちみちゃん』が手に収まっている写真を見ると、その小ささがより強調されますね

模様やカラーの豊富さと鱗のツヤ

コーンスネークの鱗は光沢があり、自然光や照明に当たるとキラリと輝きます。

背中には幾何学模様のような模様が並び、まるでアクセサリーやアート作品のように見えるのも特徴です。さらに、赤やオレンジの鮮やかな色合いから、白やピンクの柔らかな色味まで、多彩なカラーバリエーションがあります。

写真で際立つポイントは『色のコントラスト』と『ツヤ感』であり、一匹ごとに個性が強く出る部分です。

コーンスネークのモルフの世界!『推し』を選べる楽しさ

画像提供:@shiro_kohakusan

『モルフ』とは遺伝的な要因によって現れる色や模様のバリエーションを指します。コーンスネークはモルフの種類がとくに豊富で、定番の模様や珍しいカラーなど、多様な選択肢があります。愛好家にとって大きな楽しみのひとつです。

代表的なモルフとその特徴を表にまとめました。

モルフ名特徴
ノーマル野生型・定番のオレンジと赤褐色
アメラニ黒色素がなく、明るいオレンジ~ピンク系に
スノー白っぽい体色と赤い目が幻想的
ラヴァ赤系が明るく発色・やわらかくあたたかい色味
オケッティ背中の模様がくっきり・縁取りが太く映える

これらのモルフは見た目の個性を楽しめるだけでなく、価格にも影響します。定番のモルフは手に取りやすい価格帯ですが、希少性の高いものは高額で取引されることも。

@shiro_kohakusanさんが飼育している『コハク』ちゃんと『リリー』ちゃんは『グレイシャー』と呼ばれるモルフこちらは3種類のモルフを掛け合わせて生まれた美しいモルフです。

コーンスネークと暮らすためのお金の話

画像提供:@ultra_nyoro618

コーンスネークの飼育を検討するときに気になるポイントのひとつが「いくらかかるの?」という金銭面。

購入価格はモルフによって大きく異なり、さらに飼育に必要な設備や日常的な維持費も考える必要があります。

モルフによってこんなに違う!値段の相場

コーンスネークの価格は、色や模様によって大きく変わります。もっとも一般的な『ノーマル』は8,000〜15,000円ほどで、比較的手に取りやすい価格帯です。

人気の高い『アメラニ』や『スノー』といったモルフは15,000〜30,000円程度で販売されることが多く、ペットショップでもよく見かけます。

一方で、希少性の高いモルフや新しく作出されたモルフは50,000円以上することも珍しくありません。カラーや模様によって価格差が大きいため、購入前には相場を調べ、予算に合った一匹を選ぶことが大切です。

初期費用と維持費はどのくらいかかる?

コーンスネークを飼い始めるには、ケージや保温器具・床材・シェルター・水入れなどの基本的な設備が必要です。初期費用は内容によって差がありますが、数万円程度を見込んでおくと安心でしょう。

飼育を始めてからかかる維持費は主に、冷凍マウスの購入・床材の交換・保温や照明にかかる電気代です。たとえば冷凍マウスは1匹あたり100〜200円程度で、成体なら週1回ほど与えればよいので、年間で数千円程度。

床材の交換や電気代を含めても、年間1万5,000〜2万5,000円ほどで収まることが多いでしょう。犬や猫に比べるとランニングコストはかなり低く、負担が少ないのもコーンスネークの魅力です。

コーンスネークの食事事情をチェック!

画像提供:@kievow

コーンスネークの主食は、冷凍マウス。解凍して与えるのが一般的で、栄養面でも十分に飼育可能です。エサの大きさは『ヘビの頭の1.5倍程度』が目安とされ、成長段階に応じてサイズを変えていきます。

成長段階目安となる時期・体長与える餌給餌頻度
ベビー期生後〜1年弱
体長50〜60cmまで
ピンクマウス
(毛のない小さいマウス)
週2回程度
成長期1〜2年
体長60〜100cm程度
ファジーマウス
(少し大きめの幼体マウス)
週1回程度
成体2年以降
体長100cm以上
アダルトマウス週1回程度

コーンスネークは食欲旺盛な傾向がありますが、環境の変化や温度管理の不備によって一時的に拒食することも。無理に与えると吐き戻しや消化不良のリスクがあるため、落ち着いた環境で給餌することが大切です。

冷凍マウスは冷蔵庫や冷凍庫で保管する必要があり、家族と共有する場合には理解を得ておくことも重要です。慣れないうちは抵抗を感じる人もいますが、爬虫類を飼育する以上は欠かせない日常の一部になります。

飼う前に知っておきたい!コーンスネーク飼育の注意点

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コーンスネークの寿命は10〜15年ほどとされ、飼育環境によってはさらに長生きすることも考えられます。途中でライフスタイルが変わり飼えなくなってしまうと、飼育放棄につながりかねません。

また、コーンスネークは体が細く、予想以上に狭い隙間から脱走してしまうことがあります。ケージの隙間やフタの閉め忘れが原因で逃げ出す事例も多く、一度行方不明になると見つけるのは容易ではありません。

場合によっては外に出てしまい、近隣とのトラブルに発展する可能性もあります。頑丈で隙間のない飼育環境を整えることが必須。さらに、飼育には冷凍マウスを扱う必要があり、日々の温度・湿度管理も欠かせません。

「かわいい」だけで迎えると、想像以上の負担に戸惑うことがあります。かわいさだけで判断せず、責任を持って最後までお世話できるか考えてから家族に迎えましょう。

カラーバリエーション豊富なコーンスネークとの生活をはじめよう

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コーンスネークは小ぶりなサイズとおだやかな性格で、ヘビ飼育初心者にもおすすめできる動物です。

多彩なモルフがあり、自分好みの一匹を選ぶ楽しさも魅力のひとつ。購入価格や維持費も犬や猫に比べると負担が少なく、長く付き合いやすい点も人気の理由といえるでしょう。

ただし、寿命は10年以上と長く、脱走のリスクや日々の温度管理、冷凍マウスの給餌など、飼育には責任が伴います。「かわいい」だけでなく、最後までお世話を続けられるかを考えることが大切です。

もし興味を持ったなら、ペットショップや展示イベントで実際のコーンスネークにふれてみてください。写真や動画で見る以上に魅力的で、長く付き合いたいと思える相棒になるはずです。

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ゆかりーぬ

ゆかりーぬ

レオパとニシアフを飼っている爬虫類好きライター。実家ではチワワ2匹と生活していた。
動物や神社仏閣などニッチなジャンルの記事執筆から、インタビューや飲食店取材も行う。好奇心くすぐる記事をお届けします。

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