【今日は何の日】実は毛も地肌も白ではない!?2月27日は国際ホッキョクグマの日

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真っ白な毛皮と愛らしい姿で人気の高いホッキョクグマ。しかし、その生態には意外な事実が隠されています。

2月27日の『国際ホッキョクグマの日』にちなんで、知られざるホッキョクグマの魅力に迫ってみましょう。

目次

2月27日は国際ホッキョクグマの日!意味や由来は?

2月27日は『国際ホッキョクグマの日』ということを知っていますか?

この日は、地球温暖化による北極の氷の減少が、ホッキョクグマの生存を脅かしている現状に警鐘を鳴らし、保護活動への理解を深めることを目的としています。2005年にPolar Bears International(PBI)という国際的な保護団体によって制定されました。

いくつ知ってる?ホッキョクグマの豆知識!

ホッキョクグマは体重オスで500kg以上、体長3m近くにもなる陸上最大の肉食動物といわれています。

そんなホッキョクグマですが、氷上での狩りを得意とし、主な餌はアザラシ。実は泳ぎが得意で100km以上も泳ぎ続けることができるなど、驚きの生態がたくさんあるんです!

ここからは「意外に知らない!?」ホッキョクグマの豆知識を紹介します。

白くない!?ホッキョクグマの意外な皮膚の色

一般的に真っ白なイメージのあるホッキョクグマですが、実は皮膚は黒色をしています。実は、これには重要な理由があります。

黒い皮膚は太陽光を効率的に吸収し、体温を維持するのに役立っているのです。また、一見白く見える毛も、実はストローのような中空構造になっている透明な毛で、光の反射によって白く見えているだけなのです。

体の大きさとのギャップ!500kgの体重を支える不思議な肉球の謎

ホッキョクグマの肉球は、体の大きさの割に小さいことを知っていますか?これは氷上での生活に適応した結果と言われています。

小さな肉球は、氷との接触面積を減らすことで体温の低下を防ぐ目的があります。さらに、肉球には小さな突起があり、滑りやすい氷の上でもしっかりと歩けるよう進化した、極寒の地を生き抜く知恵が詰まっているのです。

-40℃でも快適!でも夏は大変なホッキョクグマの体

ホッキョクグマの毛皮は優れた断熱性を持っています。厚さ約10cmの脂肪層と二重構造の毛皮により、-40℃以下の極寒でも体温を維持できます。しかし、この高い断熱性が逆に仇となることも。

運動時や気温が高い時は体温が上がりすぎてしまうため、ゆっくりとした動きで活動するよう進化したのです。

ホッキョクグマに会える動物園3選

ホッキョクグマに会いに行ける全国の動物園を紹介します。各園では、独自の工夫を凝らした飼育展示で、自然に近い環境でのホッキョクグマの姿を見ることができます。

ぜひ、近くの動物園のホッキョクグマに会いに行ってみてください!

札幌市円山動物園【北海道】

冬季は雪の上で遊ぶホッキョクグマの姿を間近で観察できます。円山動物園では繁殖にも成功しており、ホッキョクグマ館の展示を通して、来園した人にこれまでの研究成果を伝えています。

所在地北海道札幌市中央区宮ケ丘3番地1 札幌市円山動物園
アクセス地下鉄東西線 円山公園駅より徒歩約15分
料金大人800円・高校生400円
営業時間3月1日~10月31日 9:30~16:30
11月1日~2月末日 9:30~16:00
休園日毎月 第2・第4水曜日 ※祝日の場合は翌日(8月のみ第1・第4水曜日)
時期によって休園日が異なります
駐車台数第一駐車場(西門側)612台
第二駐車場(正門側)276台※普通車のみ

よこはま動物園ズーラシア【神奈川県】

よこはま動物園ズーラシアには、生息環境を再現した広大な敷地に約100種530頭が展示され、世界の希少動物も数多く飼育しています。

2月27日は『国際ホッキョクグマの日』にちなんだイベントも開催予定とのこと。

所在地神奈川県横浜市旭区上白根町1175-1
アクセス相模鉄道 鶴ヶ峰駅・三ツ境駅より相鉄バスまたは神奈中バスで15分
JR・横浜市営地下鉄 中山駅より相鉄バスまたは横浜市営バスで18分
料金大人800円、中人(高校生)300円、小・中学生200円
営業時間9:30~16:30
休園日毎週火曜日※祝日の場合は翌日
駐車台数2200台

天王寺動物園【大阪府】

大阪市街地にある「天王寺動物園」は100年以上の歴史を持つ、関西地方で数少ないホッキョクグマ飼育施設です。解説員による詳しい生態の説明も好評です。

所在地大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-108
アクセスOsaka Metro 動物園前駅より徒歩5分
料金大人500円、小・中学生200円
営業時間9:30~17:00 ※5・9月の土・日・祝は18:00まで
休園日毎週月曜日※祝日の場合は翌日
駐車台数なし※近隣のコインパーキングを利用してください

「可愛い」以外のホッキョクグマの魅力を再発見!

ホッキョクグマの魅力は、愛らしい外見だけではありません。

極地での生存を可能にする独特な体の仕組みや、環境に適応した巧みな生態は、私たちに多くの驚きと感動を与えてくれます。しかし、地球温暖化による生息地の減少は深刻な問題となっています。

『国際ホッキョクグマの日』を機に、ホッキョクグマについて想いを馳せてみてください。

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miwa

生粋の猫派ライター。アメショの猫に飼われながら、他にもカメ・インコ・ウサギ・金魚と幼き頃から過ごしていました。また、水族館大好き。特にサメ類への関心が強く、実は、シロワニの生態研究者になることを夢見ていました。趣味のダイビングでは、海中での生物観察も楽しんでいます。実際のダイビング経験と水族館での観察、両方の視点から海の生き物たちの魅力を伝えていきたいです。

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