- 性格は忠誠心が強く独立心も旺盛
- しつけは生後2~3ヶ月からがベスト
- 主従関係ではなく信頼関係が大切

柴犬は日本原産の中型犬で、凛々しい顔立ちとふわふわの被毛がかわいい人気の犬種です。
忠誠心が強く、飼主には深い愛情を示しますが、独立心が旺盛で頑固な一面もあります。そのため、しつけには主従関係ではなく信頼関係を大切にし、一貫性を持たせるなどの工夫が必要です。
本記事では、柴犬の特徴やしつけのコツ、注意点を詳しく解説します。これから柴犬を飼おうと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
柴犬の特徴・飼い方

柴犬を飼うのなら、犬種の特徴や飼い方をしっかり学んでおくことが大切です。ここでは、柴犬の特徴や飼い方、お手入れの必要性などを中心に詳しく解説します。
- 体高35~41cm・体重8kg~11kgの中型犬
- ダブルコートの被毛で換毛期は抜け毛が多い
- しつけは生後2~3ヶ月
柴犬に関しての知識があまりないという人は、ぜひ参考にしてください。
体高35~41cm・体重8kg~11kgの中型犬
柴犬は中型犬に分類され、適度な運動が必要な犬種です。体高は35~41cm、体重は8~11kgほどで、筋肉質な体型をしています。
小型犬のように室内飼いも可能ですが、広めのスペースがあると快適に過ごせます。とくに活発な性格なので、毎日の散歩や運動は欠かさないようにしましょう。
また、広い庭やドッグランで遊ばせると、十分な運動量を確保できる上に、ストレス発散にも役立ちます。
ダブルコートの被毛で換毛期は抜け毛が多い
柴犬の被毛はダブルコート(二重構造)になっており、春と秋に大量の毛が抜ける換毛期があります。
この時期はとくに抜け毛が多いため、毎日のブラッシングが欠かせません。また、定期的なシャンプーで抜け毛を減らし、皮膚を清潔に保つことも大切です。
柴犬のふわふわした毛並みはかわいいですが、お手入れを怠ると毛玉や皮膚病の原因になるので注意をしましょう。
しつけは生後2~3ヶ月
柴犬は独立心が強く、自己判断する傾向があります。そのため、生後2~3ヶ月の幼少期からしっかりしつけをすることが大切です。
とくに『褒めて伸ば』」トレーニングが効果的で、ご褒美を使いながら良い行動を強化していきましょう。厳しく叱ると反抗的になることもあるので、失敗しても繰り返し、根気よく教えていくことが大切です。
柴犬はどんな性格?しつけの難しさとは?

柴犬は日本の伝統的な犬種で、賢く忠誠心が強いことで知られています。しかし、一方で独立心が旺盛で頑固な一面もあり、しつけには根気が必要です。
初めて犬を飼う人にとっては、柴犬の性格をしっかり理解し、適切なトレーニング方法を取り入れる必要があります。
ここでは、柴犬の性格やしつけの難しさについて詳しく解説します。
性格は忠誠心が強く独立心旺盛
柴犬は飼主に対して非常に忠実な犬種です。長年にわたり日本の家庭で愛されてきた理由の一つが、この強い忠誠心にあります。
しかし、柴犬は同時に独立心も旺盛で、他の犬種に比べて自分の意思をしっかり持っています。柴犬の独立心は、もともと狩猟犬としての歴史を持つことに由来しています。
自分で判断し、行動できる能力が高いため、過度に構いすぎるとストレスを感じることもあるでしょう。
逆に、適切な距離感を保つことで、飼主との信頼関係をより強固なものにすることができます。柴犬を飼う際は、このバランスを意識しながら接することが重要です。
警戒心が強く初対面の人には慎重
柴犬は警戒心が強く、初対面の人に対して慎重な態度を取ることが多くあります。これは、柴犬がもともと縄張り意識の強い犬種であるためです。番犬としての役割も果たしますが、過度な警戒心が問題になることもあります。
たとえば、知らない人が近づくと警戒し、必要以上に吠える、他の犬や人に対して攻撃的になるといった行動が見られることがあります。そのため、来客が多い家庭や他の人との交流が多い環境では、子犬のうちから社交性を育てることが重要です。
頑固な性格のためややしつけが難しい
柴犬は自分で考えて行動する傾向があり、頑固な一面も持っています。そのため、初めて犬を飼う人には、ややしつけが難しく感じるでしょう。
たとえば、一度覚えたルールは守るものの、納得がいかない指示には従わないことがあります。
また、厳しく叱ると頑なになるケースもあるので、指示は短くわかりやすく出し、褒めて伸ばす方法でしつけるようにしましょう。
柴犬のしつけのポイントと注意点

初めて犬を飼う人にとっては、しつけの方法がもっとも不安を感じるところでしょう。そこで、ここでは柴犬のしつけのポイントと注意点を詳しく解説します。
- 主従関係ではなく信頼関係が大切
- 指示は短く一貫性を持たせる
- しつけの時間は10分~15分が目安
犬種の性格に合わせた接し方があるので、注意点とポイントをおさえて根気強くおこなうことをおすすめします。
主従関係ではなく信頼関係が大切
柴犬のしつけでは、『主従関係を築く』という考え方よりも、『信頼関係を深める」ことが重要です。柴犬は自立心が強く、命令に従わせようとすると反発することがあります。
しかし、飼主を信頼できる存在と認識すれば、自発的に行動を学ぶようになります。信頼関係を築くためには、日々のコミュニケーションが大切です。
散歩や遊びを通じて一緒に過ごす時間を増やし、愛犬の気持ちに寄り添いましょう。また、しつけの際は、褒めることを中心にし、無理に従わせようとしないことがポイントです。叱るのではなく、できたときにしっかり褒めることで、ポジティブな学習ができます。
指示は短く一貫性を持たせる
柴犬にしつけをする際は、指示を短く、一貫性を持たせることが大切です。柴犬は賢い犬ですが、長い言葉や毎回違う指示をされると混乱してしまいます。
「おすわり」「まて」「おいで」などの簡潔なコマンドを使い、毎回同じ言葉で教えましょう。また、家族全員が同じ指示を使うことも重要です。
たとえば、飼主が「おすわり」と言っているのに、別の家族が「すわって」と指示すると、犬はどちらを覚えればいいのか分からなくなります。
さらに、できたときには必ず褒めることで、犬は「この行動をすると良いことがある」と学び、しつけがスムーズに進みます。
しつけの時間は10分~15分が目安
犬の集中力は長く続かないため、しつけの時間は1回5程度が理想です。とくに柴犬は自立心が強いため、長時間のトレーニングは逆効果になることもあります。
1日のしつけ時間は10分~15分程度を目安にし、短いトレーニングを複数回に分けておこなうようにしましょう。たとえば、朝に5分、お昼に5分、夜に5分と分けて練習すると、犬にとって負担が少なく、楽しく学べます。
また、トレーニング後には必ず遊びやスキンシップの時間を取り、犬に「しつけは楽しいもの」と思わせることが大切です。こうすることで、柴犬はストレスを感じることなく、しつけを前向きに受け入れるようになります。
柴犬がかかりやすい病気や怪我

犬種の特徴により、かかりやすい病気や怪我があります。柴犬は以下の病気や怪我になるケースが多いので、事前に確認して注意するようにしましょう。
- かゆみ・赤み・皮膚の炎症が起こるアレルギー性皮膚炎
- 膝蓋骨がずれる膝蓋骨脱臼(パテラ)
- 緑内障や白内障などの目の病気
ここでは、柴犬がかかりやすい病気や怪我をまとめて紹介します。
かゆみ・赤み・皮膚の炎症が起こるアレルギー性皮膚炎
柴犬はアレルギーや湿疹などの皮膚トラブルを起こしやすい犬種です。とくに皮膚のバリア機能が弱く、アレルギー体質の子が多い傾向にあります。
初期症状としては、皮膚のかゆみや赤み、フケが増えるなどの変化が見られます。悪化すると脱毛や炎症を伴い、治療が長引くこともあります。
予防策としては、定期的なシャンプーで皮膚を清潔に保ち、アレルギーを引き起こす可能性のある食材を避けることが重要です。
また、動物病院でアレルギー体質と診断された際は、市販の低アレルギーフードを試してみると症状の軽減に役立つことがあります。
膝蓋骨がずれる膝蓋骨脱臼(パテラ)
活発な柴犬は、関節の病気になりやすい傾向があります。とくに膝蓋骨脱臼(パテラ)は、小型犬に多く見られる疾患で、膝のお皿がずれてしまう病気です。
初期症状としては、歩き方がおかしくなったり、足を浮かせる動作が見られたりします。症状が進行すると、痛みが増し、歩行困難になることもあります。
予防策としては、適度な運動で筋肉を鍛えることが重要です。また、室内の床を滑りにくい素材にすることで、関節への負担を軽減できます。
愛犬が膝に違和感を感じている様子を確認したら、早めに獣医師に診てもらうことも大切です。
緑内障や白内障などの目の病気
加齢とともに、柴犬は目の病気のリスクが高まります。とくに緑内障や白内障は、シニア期の柴犬によく見られる疾患です。
初期症状としては、目が白く濁る、光に対して敏感になる、涙が増えるなどの変化が見られます。進行すると視力が低下し、最悪の場合、失明に至ることもあります。
予防策としては、定期的な健康診断を受け、目の異常がないかチェックすることが大切です。また、目に良いとされる栄養素(ルテインやビタミンA)を含む食事を取り入れるのもよいでしょう。
柴犬をお迎えする前に特徴や飼い方を把握しよう

柴犬は忠誠心が強く独立心が旺盛な犬種で、しつけには根気が必要です。また、警戒心が強いため、子犬の頃から社交性を育てることも大切になります。
しつけは少し難しい柴犬ですが、信頼関係が築けると番犬としても頼もしい存在です。かかりやすい病気や怪我もあるので、日頃から予防や観察、定期的な健康診断を欠かさないようにしましょう。
柴犬を迎える前に、性格やしつけのポイント、健康管理についてしっかり理解し、準備を整えてからお迎えすることをおすすめします。