このたびの令和6年能登半島地震により、被災をされました皆さまとご家族さまに、心よりお見舞い申し上げます。
被害に見舞われている皆さまの安全と、被災地の1日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。
- 被災したペットや飼主への支援が開始
- 寄付できる団体を3つ紹介
- 予測不能な災害に備えたペット防災
令和6年1月1日に能登半島地震が発生しました。人や場所にも甚大な被害が生じており、現在も多くの人が避難所での生活を余儀なくされています。ペットとして飼われている動物たちや、動物が暮らしている施設なども被災していて、支援を必要としています。
今回は、そんな動物たちに対して支援ができる方法をまとめました。「動物のために何かしたい」と考えている人の参考になれば幸いです。
能登半島地震での動物支援はいま、どうなってる?
今回の地震で被災した人たちのなかには、避難所にペットを連れて行けず自宅にとどまったり、車中泊を余儀なくされる飼主もいました。一部の避難所ではペット同伴者が入れる部屋と、それ以外の部屋に分ける工夫で対応しているところもあります。
支援の方法はさまざまで、すでにペットの一時的な預かりや迷子のペットの保護が開始されています。また、支援物資としてフードやトイレシートなどペット用品を届ける団体もいる状況です。
一方で、震災の支援については注意すべき点があります。
- 募金の呼びかけを装った詐欺が横行しているため、信用できる団体かを調べたうえで募金をする
- 「迷惑な支援物資」にならないよう、被災地に個人から直接物資を送らない
特に迷惑な支援物資などが“第二の災害”と問題になっているため、支援は必ず信用できる団体を通すか、現地の自治体が指示する支援方法で行いましょう。
【今すぐできる団体を厳選】動物への支援内容・募金
能登半島地震により被災している動物たちに対して、支援のために寄付できる団体を3つ紹介します。被災した動物たちのために支援をしたい人は、確認してみてください。
石川県獣医師会
石川県獣医師会では「能登半島地震動物対策本部」を立ち上げ、支援活動を行っています。寄付された募金は、能登半島地震により被災した動物の救護活動および、被災した飼主への飼育支援活動に使用されます。
能登半島地震動物対策本部では、被災した家庭で飼育されている犬・猫・うさぎ・小鳥の一時預かり支援も開始しています。活動終了後は、石川県における今後の災害対応に備える動物対策基金として保管される予定です。
連絡先・受付期間
連絡先 |
「能登半島地震動物対策本部」 事務局 電話:076-213-5788(受付時間:10:00〜16:00) メール:notojisintaisaku@gaea.ocn.ne.jp |
寄付受付期間 | 令和6年1月11日(木)〜 |
募金方法 |
銀行振込 口座:北國(ほっこく)銀行 森本支店 普通預金 49989 名義:令和6年能登半島地震動物対策本部 |
▼寄付の詳細
令和6年能登半島地震動物対策本部からのお知らせ|石川県獣医師会
アニコム
アニコムでは「能登半島地震におけるペット救援募金」を実施しています。ペットの保険を中核として、ペットと人の幸せな暮らしをサポートしている会社です。これまでも国内外を含めて、災害により被害を受けた動物たちと飼主への支援を行ってきました。
今回寄付された募金は、被災したペットと飼主への支援活動に充てられる先に寄付する予定です。また、能登半島地震の影響で迷子になってしまったペットの支援として、被災地域で迷子捜索支援サービスの提供も行っています。
連絡先・受付期間
連絡先 |
アニコム ホールディングス株式会社 広報担当 〒160-0023 新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー39階 メール:pr@ani-com.com |
寄付受付期間 | 令和6年1月10日(水)~2月6日(火) |
募金方法 |
銀行振込 口座:三井住友銀行(0009) 高田馬場支店(273)普通 5181295 名義:アニコム 能登半島地震のペット救援募金口 代表 小森 伸昭 |
▼寄付の詳細
『能登半島地震におけるペット救援募金』を実施します | アニコム
ペットのおうち
ペットのおうちは、ペットの里親を見つける支援を行っている団体で「令和6年石川能登地震被災地支援プロジェクト」を実施しています。このプロジェクトは、ビジョンを共有するNPO SAP(特定非営利活動法人 ⽇本動物保護取扱環境⽀援機構)との共同事業です。
集まった支援金は、被災地周辺の保護団体および動物病院を通じて、物資の供給や保護活動のために使用されます。具体的な支援先や内容は、ホームページのレポートにて情報が随時更新されています。
連絡先・受付期間
連絡先 |
NPO SAP(特定非営利活動法人 ⽇本動物保護取扱環境⽀援機構) 050-1807-6571 (受付時間:平日10:00〜18:00) |
寄付受付期間 | 令和6年1月5日〜 |
募金方法 | クレジットカード払い |
▼寄付の詳細
石川能登地震 被災地支援プロジェクト / Disaster Area Support Project|ペットのおうち
“もしも”のとき、大事な家族を守るために
いつ災害が発生するか予測できません。ペットと一緒に暮らしている人は、急な災害に備えてペット防災の知識をつけ、準備しておく必要があります。
自宅で備えるべきこと
Tierでは、災害に備えて日頃からできるペット防災の準備について紹介しています。ワクチンや予防注射の接種などの健康管理、ペットの情報をまとめておくことが重要です。ペットフードやペット用品の備蓄もしておきましょう。
ペットとの避難で必要な持ち物や対策
ペットと一緒に避難するために必要な持ち物や事前にできる対策も紹介しています。避難場所での生活を想定した持ち物やしつけを行うことが大切です。持ち物についても詳しく記載がありますので、ぜひ確認してみてください。
ペットの迷子札
もしも、災害によってペットが脱走してしまったとき、迷子札があると見つかる確率が高くなります。災害時は飼主と離ればなれになる可能性があるため、首輪や迷子札をつけるなど身元の表示が重要です。
以下の記事では、ペットに装着する迷子札の重要性やメリット、デメリットなどを紹介しています。
被災した動物たちの支援とペット防災
この記事では、能登半島地震により被災している動物たちのための支援や募金を寄付する方法について紹介しました。被災した動物たちの力になりたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
また今後も地震だけでなく津波や台風など、いつ災害が発生するか予測できません。大切なペットのために、日頃から災害に対する準備や心構えをしておきましょう。